深度フェーディングはフォグまたは大気とも呼ばれます。シーンにリアルなエレメント追加するために、カメラからオブジェクトまでの距離を考慮してアンビエントのようなカラー(通常、黒またはグレー)のレイヤを追加することにより、シーンに深度を作成します。ボリューム シェーダを適用することで、シーンに深度フェーディングを作成することができます。
以下は、深度フェーディングがないシーン(上のイメージ)と深度フェーディング エフェクトがあるシーン(下のイメージ)です。フェード カラーは黒に設定され、透過処理は施されていません。球が遠ざかるほど見えにくくなる点に注目してください。
ボリュームシェーダを使用して深度フェーディングを作成するには
深度フェーディング エフェクトを適用するパスを選択し、その[レンダパス]プロパティ エディタを開きます。
[ボリューム]スタックウィンドで[追加](Add)をクリックして[Volume]フォルダのブラウザを開き、フォグシェーダを選択します。
[ボリューム]スタック ウィンドウで[Volume_Fog]シェーダを選択し、[インスペクト](Inspect)ボタンをクリックします。シェーダのプロパティ エディタが開き、ここで[開始距離]と[終端距離]、フォグ カラー、透明度を定義します。