[Data Management]プリファレンス
 
 
 

| ファイル | シーンのデバッグ

自動保存、プロジェクト リスト、バックアップ、デフォルト パスなどの機能について、ファイル管理オプションと配置を設定します。

表示するには:[ファイル](File) [設定](Preferences)を選択し、[Data Management]をクリックします。

ファイル

シーンの保存オプション

シーン保存毎のバックアップ(Backups for each Scene Saved)

プロジェクトのバックアップ フォルダに保存されるバックアップ シーンの数を設定します。[追加バックアップ(日数)]がゼロ以外の場合、これは保持されるバックアップの合計数になります。

追加バックアップ(日数)(Additional Backups (Days))

バックアップを保持する日数を設定します。これで、今日中にシーンを何回保存しても、前日のバックアップを復元できます。

シーン ファイル オプション

起動時に最後のシーケンスのロード(Load Last Sequence at Startup)

Softimage の起動時に、最後に保存されたシーンをロードします。

シーンの TOC ファイルを作成(Create scene TOC (Table of Content) file)

外部ファイル(テクスチャ、モデル、アクション ソースなど)やレンダ パス パラメータなどのシ―ン情報を、別の XML ベースのファイルに保存します。これらの値はテキスト エディタを使用して外部で変更でき、シーンを再ロードするときに適用されます。TOC ファイルはシーン ファイルと同じ名前で同じ場所にあり、拡張子は .scntoc になっています。このオプションをオフにして再びシーンを保存すると、既存の TOC ファイルには拡張子 .scntoc_Obsolete が付けられ使用されません。

シーンの TOC ファイルがロード時にあれば読み込む(Read scene TOC (Table of Content) file on load if available)

このオプションがオンで、シーンの TOC ファイルがある場合、シーンをロードした際に、TOC ファイルが読み込まれ、適用されます。

このオプションがオフの場合、TOC ファイルは無視され、シーンをロードしてもその内容は読み込まれも適用もされません。

デフォルトのシーンへのパス(Path to default scene)

起動時、および新しいシーンを開始するときにロードするシーンへのパスです。

リカバリ

自動保存有効(Enable Autosave)

現在のシーンは、標準の間隔で現在のプロジェクトのシステム/ユーザ名フォルダ内の自動保存ファイルに保存されます。

自動保存の間隔(Autosave Interval)

自動保存の頻度を分で指定します。

プロジェクト リスト

自動読み込み有効(Enable AutoImport)

自動読み込み機能をオンにすると、Softimage 開始時にはいつも自分のハード ディスクまたはネットワーク上のファイルからプロジェクト リストを読み込むことができます。

自動書き出し有効(Enable AutoExport)

自動書き出し機能をオンにすると、Softimage 終了時にプロジェクト リストを自動的に保存します。

ファイルの自動読み込み/書き出し(Auto Import/Export File)

自動読み込み/自動書き出しファイルのパスと名前。

プロジェクト リストに新規プロジェクトの追加(Add New Projects to the Projects List)

プロジェクト リストに存在しないプロジェクトからシーンを開く場合の動作をコントロールします。

  • [常に確認](Always Ask):プロジェクトをリストに追加するかどうかを確認するメッセージが表示されます。

  • [常に新規プロジェクトを追加する](Always Add New Projects):プロジェクトをリストに自動的に追加します。

  • [新規プロジェクトを追加しない](Never Add New Projects):プロジェクトをリストに追加しません。[ファイル](File)[プロジェクトマネージャ](Project Manager)を使用すれば、プロジェクトを手動で追加できます。

プロジェクト並び替え方法(Sort Projects by)

プロジェクト マネージャでのプロジェクトの一覧表示方法をコントロールします。

  • [なし](none)の場合は、単純にデフォルトの.xsiprojectsファイルに記述されている順番にプロジェクトを一覧表示します。

  • [名前](Name)では、名前順にプロジェクトを並び替えます。

  • [オリジン](Origin)は、デフォルトの .xsiprojects ファイルに一覧表示されたプロジェクトを、インストール フォルダ、ユーザ フォルダまたはワークグループ フォルダのいずれのものであるかに従ってグループ化します。

ファイル/プロジェクト位置

Softimage ソフトウェア コンポーネントやカスタム アプリケーション ファイルを見つけるためのパスです。ブラウザで特定のアプリケーション データにすばやくアクセスできようにこれらのパスを設定します。ブラウザで[パス]ボタンをクリックし、パス オプションを選択してブラウザの内容を更新します。

ファイル保存時に UNC パスを使用(Use UNC Paths when saving files)

プロジェクトリスト、最近使用したファイルのリスト、およびシーン TOC ファイルのパス指定に、ドライブ表記(Z:¥directory など)ではなく、UNC パス(¥machine¥directory など)を使用します。

インストール(ファクトリ)パス(Installation (Factory) Path)

Softimage がインストールされているフォルダ パスを表示します。ネットワークから Softimage を実行している場合は共有パス、各コンピュータで実行している場合はローカル パスが表示されます。このフィールドは読み取り専用です。

ユーザ パス(User Path)

設定やその他のカスタム ファイルといったユーザ情報を保存する場所です。

サンプル プロジェクト パス(Sample Project Path)

XSI_SAMPLES プロジェクトがインストールされているフォルダ パスを表示します。プロジェクト リストにプロジェクトを追加するには、[プロジェクト マネージャ]で[プロジェクトの追加](Add Project)をクリックして特定のパスを指定するか、[ディスクのスキャン](Scan Disk)をクリックしてプロジェクトを自動的に検索して追加します。このフィールドは読み取り専用です。

現在のプロジェクトのパス(Current Project Path)

現在のプロジェクトの場所を表示します。このフィールドは読み取り専用です。

ワークグループ

共有プリセット、スクリプト、プラグインなどのパスを指定します。

複数のワークグループ パスを指定する場合は、セミコロン(;)で区切る必要があります。複数の場所に同じ名前が存在するエレメントの場合、最初にリストされている場所が最優先されます。最初にリストされているワークグループが新規エレメントのデフォルト パスになり、またブラウザの[パス]ボタンから[ワークグループ アプリケーション]を選択したときに使用されるパスでもあります。先頭に感嘆符(!)を挿入すると、文字列を削除せずにパスを無効にすることができます。次のように、Linux の構文を使用して環境変数を参照できます。

$wglocation

ワークグループの管理(Manage Workgroups)

[プラグイン マネージャ]を開き、[ワークグループ]タブをオンにします。

その他

3D ビュー上のカーソルの位置にモデルをドラッグ & ドロップ(Drag & drop models at cursor location in 3D views)

マウス ボタンを離したときに、シーンの中心ではなく、ポインタの位置に読み込まれたモデルを置きます。Browser または NetView などのビューからモデルをドラッグ アンド ドロップする場合に、このオプションを適用します。

ファイル解決を行う間隔(ミリ秒)(File Resolve Interval (milliseconds))

ファイルが見つからない場合に再試行するまでの待機時間を設定します。

シーンのプロパティをモデルの書き出し時に焼きこみ(Bake scene properties on model export)

モデルを書き出す前に、シーン ルートから継承されているすべてのシーン プロパティのローカル コピーを作成します。モデルが書き出される際にこのオプションがオフになっている場合は、読み込まれるシーンから新しいプロパティが継承されます。

このプリファレンスは、階層、グループ、シーン レイヤなどの中間オブジェクトのシーン ルート以外から継承されるプロパティには反映されません。

レイヤとパーティションをモデルの読み込み時に共有(Share layers and partitions on model import)

モデルが読み込まれたとき、または更新されたときに、シーン内に対応する名前のレイヤまたはパーティションがある場合は、モデル内のオブジェクトはモデルを書き出すときに属していたシーン レイヤおよびパス パーティションに自動的に移動します。

デフォルトで、モデル内のオブジェクトを現在のレイヤおよび背景パーティションに残す場合は、このオプションをオフにします。

リファレンス モデル内のオブジェクトを明示的に特定のレイヤまたはパーティションへ移動する場合は、変更内容がデルタに保存され、モデルのLock プロパティ マネージャで[グループ関係]がオンになっている場合は、リファレンス モデルが更新されたときに再適用されます。

シーンのデバッグ

クラッシュからのリカバリ有効(Enable Crash Recovery)

クラッシュの検出と、可能であればあるバージョンのシーンの保存を試みます。Linux ではシステムでコア ダンプを生成できプラグインのデバッグが容易なので、このオプションをオフにするのが役立つ場合もあります。

リカバリ ジャーナル ファイルのロード(Load Recovery Journal File)

シーンを開く際に正常にロードされたモデルのジャーナルを保存するシーンのパスとファイル名です。

このオプションをアクティブにするのは、ロード時にクラッシュしたシーンの復元を試みる場合だけです。アクティブにするには、Softimage がシーンをロードする際の進捗情報を保存するファイルのパスと名前を入力します。このオプションを有効にするには、オプションをアクティブにした後、Softimage を再起動する必要があります。

可能な限りのシーンの復元が完了したら、このオプションを非アクティブにします。非アクティブにするには、ボックスの内容を消去するだけです。

このオプションがオンの場合、シーン内にモデルのロードを開始した際とそのロードが正常に完了した後に、Softimage はファイルに書き込みます。シーンを開いている最中に Softimage がクラッシュした場合、再試行すると、Softimage は正常にロードされなかったモデルの名前を記録し、それをスキップします。同じシーン内で複数のモデルが壊れた場合は、シーンの残りが正常にロードされるまでこの操作を繰り返す必要があります。

また、壊れたクラスタやテクスチャ UV などのクラスタ プロパティが自動的に修正されます。修正した場合は、クラスタのフル ネームがコマンド ヒストリに記録されます。

ロード時にすべてのジオメトリ オペレータを無効(Disable All Geometry Operators on Load)

ファイルを開くとき、モデリング、テクスチャリングおよびウェイト ペインティング スタックのすべてのオペレータを自動的に無効にします。ロード中にシーンがクラッシュした場合、ファイルを開く前にこのオプションを有効にし、問題点を発見した時点で再びオペレータを有効にすることができます。問題のあるオペレータを削除し、シーンを保存し、このオプションをオフにして再ロードします。このオプションをオンにしたままで作業を続けないでください。これはデバッグ目的でのみ使用します。

壊れたポリゴン メッシュとクラスタをロード時、フリーズ時に検出(Detect corrupted polygon meshes and clusters upon load/freeze)

シーンまたはモデルを読み込む際、およびそれらをフリーズする際に、壊れているポリゴン メッシュおよびクラスタをチェックします。

壊れているクラスタが見つかった場合は自動的に修正され、そのクラスタの名前がコマンド ヒストリに記録されます。修正後のクラスタはチェックし、コンポーネントおよびプロパティ(テクスチャ UV、頂点カラー、ウェイト マップなど)が元通りに揃っているかどうかを確認してください。オペレータ スタックのすべてまたは一部をフリーズして検出、修正できるクラスタ破損もあります。フリーズされていないデータの破損は検出されないためです。

壊れているメッシュが見つかった場合は、不正なコンポーネントのインデックスがコマンド履歴に記録され、メッシュを非表示にするように要求されます(壊れたメッシュ構造を描画する際にクラッシュする可能性を回避ため)。この場合は、すべてのポリゴンを取得して新しいメッシュ オブジェクトにそれらを復旧した後、新しいオブジェクトをフリーズします。新しいメッシュ オブジェクトを正常にフリーズできたら復旧成功です。元のメッシュは削除できます。また、オブジェクトから壊れていないポリゴンを取り出して復旧し(壊れたコンポーネントの周りのみを取り出す)、フリーズする方法もあります。ただし、メッシュ内の壊れている部分は復旧できません。

フローティング オブジェクトのロードをスキップ(Skip loading of floating objects)

シーン ファイルを開くときに、シーン エレメントによって所有されていないオブジェクトのロードを無効にします。サポート担当者からの指示があった場合にのみこのオプションを使用してください。データが失われる可能性があるため、事前にシーン ファイルのバックアップを必ずとるようにします。

アニメーション オペレータ適用時にサイクル チェックを無効(Disable cycle checking when applying animation operators)

コンストレイントとエクスプレッションの作成時に、評価サイクルのチェックを省略します。サイクルが必要な一部のリグなどで不要な警告メッセージを避けることができます。

トポロジ オペレータを適用する際、ウェイト マップを接続する際、およびオペレータを移動する際にはサイクル チェックが必ず実行されます。

ICE Tree の編集時にサイクル チェックを無効にする(Disable cycle checking when editing ICE trees)

ICE Tree でノードの接続時に、評価サイクルのチェックを省略します。適切なサイクルがあることがわかっている ICE Tree で、ノードの接続時に発生する不要な遅延を避けることができます。

ロード時の通知を中止(Kills all notifs during Load)

シーンのロード時に、プログラム内部の通知を無効にします。シーン内の一部のエレメントは、シーンの更新を実行するまで正常に更新されない場合があります。サポート担当者からの指示があったとき以外は、このオプションを有効にしないでください。

Delta にユーザと時間情報を記録(Records user and time information in deltas)

デルタのリファレンス モデルに修正を保存するときに、ユーザおよび時間に関する情報を記録します。