タイムラインでのキーのスケーリング
 
 
 

キーの領域をスケーリングすると、その領域内のアニメーションの速度が変更されます。領域内のキーは新しいサイズに合うように均一に調整されます。領域のサイズを広くするとキー間のフレーム数が増加するためアニメーションの速度が遅くなり、領域のサイズを縮めるとキー間のフレーム数が減少するためアニメーションの速度が速くなります。

ヒント:
  • [Animation]メニューの[シーケンスアニメーション](Sequence)コマンドを使用するか(「Fカーブアニメーションのスケーリング、オフセット、リタイミング」を参照)、DopeSheetを使用すれば(「キーの領域のスケーリング」を参照)、アニメーション全体をスケーリングできます。

  • シーン内のすべてのアニメーションをスケーリングする場合は、シーンルートをブランチ選択します。ブランチ選択すると、アニメートされた全オブジェクトのキーがすべてタイムラインに表示されるので、領域を使ってタイムラインでサイズ変更できます。

キーの領域をスケーリングするには

  1. 実行したい操作に応じて、リプルのオン/オフ状態を確認します(以下を参照)。

  2. タイムラインを右クリックし、[スケールと移動](Scale and Translate)を有効にします。

ヒント:[Timeline Dopesheet Preferences]で、アクティブ ツール(スケールと移動ツール、または移動ツール)のデフォルトの状態を設定することができます。
  1. [Shift]キーを押しながらタイムラインをドラッグし、フレームの範囲を作成します。

  2. カーソルを領域の片端に移動し、カーソルの形が1本の矢印に変わってから、中央マウスボタンでドラッグします。キーは、マウス ボタンを離した位置に最も近いフレームにスナップされます。

リプルオプションがオン/オフ状態でスケーリングするには

キーをスケーリングする際に、タイムライン上の他のキーを移動するかどうかは、リプルオプションのオン/オフ状態で決まります。

  • 領域をスケーリングしたときに他のキーを右(時系列の順方向)に押し出すには、タイムラインを右クリックし、[リプル](Ripple)コマンドを[オン](on)にします。領域を縮小(スケールダウン)した場合、領域外のキーは領域に向かって「引き寄せ」られます。

    領域のエッジをドラッグしてスケーリングし、リプルオプションをオンにしてキーを押します。

    領域は6フレーム分順方向にスケーリングされ、領域右側の既存のキーは6フレーム分押し出されています。その際、領域と他のキーの間のフレームオフセットは保持されています。

  • リプルがオンの場合、キーが未設定の領域(空の領域)をスケーリングし、タイムライン上の他のキーに影響を与えることもできます。この機能は、長いアニメーションでキーを手軽にシフトする場合に便利です。

  • 領域外のキーを移動せずに領域をスケーリングするには、タイムラインを右クリックし、[リプル](Ripple)コマンドを[オフ](off)にします。領域のスケーリングがタイムラインの既存のキーにまたがった場合、該当の既存のキーは上書きされます