2 つの異なるサンプル ポイントのグループが頂点を共有している場合、グループを同時にヒール(結合)してグループ間をスムーズに遷移できます。ヒールでは、共有されたポイントを UV 値の平均に設定することで、離れたサンプル ポイントを元のように接合します。
アイランド ヒール ツールは、ポリゴン オブジェクトの UV 座標の 1 つまたは複数のソース アイランドを、別のアイランドと共有しているターゲットの境界にヒール(結合)します。 境界がヒールされる前に、ソース アイランドまたはターゲットの境界のアイランドのいずれかが移動および回転して、両方のアイランドの対応する境界が揃うようにします。次に、これらの境界に沿って 2 つのアイランドがヒールされます。
このプロセスは、ソース アイランドごとに繰り返されます(ただし、ソース アイランド同士は、互いに境界を共有している場合でもヒールされません)。処理が完了したら、変換を微調整して、スケーリングを含めたり、必要に応じてターゲットの境界のアイランドを変換できます。
ターゲットの境界を選択するには、アイランド全体を選択するか、それぞれのポイントの一部を選択します。
複数の不連続なアイランド上のターゲットの境界を選択できるため、各アイランド ヒール操作で複数のソース アイランドをターゲットの境界にヒールできます。
アイランド ヒール操作は、UV メッシュのさまざまな部分をすばやく再接続でき、それぞれの比率を過度に変更しないため、部分投影を使用してオブジェクトの UV 座標を展開した場合に最も有効です(「部分投影を作成する」を参照)。
Texture Editor で接続タブを表示すると、不連続な UV アイランドをヒールする前に、それぞれが境界を共有している箇所を簡単に識別できます。接続タブを表示するには、Texture Editor のツールバーの[接続性の表示](Show Connectivity)ボタンをクリックします。
接続タブの詳細については、「接続をハイライトする」を参照してください。
アイランド ヒールのワークフロー 1: ターゲットの境界を事前に選択する
アイランド ヒール ツールを使用する方法の 1 つは、最初にターゲットの境界を選択してからアイランド ヒールを適用する方法です。このワークフローの利点は、ヒール(結合)の後も最初のターゲットの境界が選択されたままであるということです。これにより、複数のソース アイランドを 1 つのターゲットに次々とヒールでき、その度に結果のアイランドから元のターゲットを再選択する必要がなくなります。
Texture Editor のコマンド バーから、次のいずれかを実行します。
手順 2 で選択したコマンドに応じて、ターゲットの境界またはソース アイランドが変換され、ターゲットの境界にヒールされます。
[Island Heal UVW Operator]プロパティ エディタが開きます。
アイランド ヒールは、ソース アイランドとターゲットの境界の間で共有されている境界だけを考慮し、それに応じて UV 座標を変換します。複数のソース アイランドをピックし、その一部が互いに境界を共有している場合、それらの共有された境界はヒールされません。
この場合、ターゲット アイランドと共有している境界が近接している場合は、ヒール結果でソース アイランドの UV がオーバーラップされてしまうことがあります。このようなオーバーラップを修正するには、標準的なヒール ツールを使用できます(「離れたポイントをヒールする」を参照)。
必要に応じて、プロパティ エディタから、[スケール可能](Allow Scaling)オプションを有効にします。
この操作で、手順 2 で選択したコマンドに応じて、ターゲットの境界またはソース アイランドのいずれか一方のスケールが他方に合うようにスケーリングされます。
必要に応じて、[ソース/ターゲットの補間](Interpolate Source/Target)値を調整します。この値を調整すると、ヒールする前にソース アイランド、ターゲットの境界のアイランド、またはその両方が変換されたかのように、結果のアイランドが再配置されます。
必要に応じて、オリジナルのターゲットの境界にヒールする各ソース アイランドに対して、手順 2 から手順 5 までを繰り返します。
アイランド ヒールを適用するもう一つの方法は、最初にアイラン ドヒールを適用し、ターゲットの境界(正確には、ターゲット アイランド)を選択してから、ソース アイランドを選択する方法です。この方法は、境界全体をヒールしたい場合に最もすばやく実行できる方法です。何も選択しないため、ターゲットの境界が正しく識別されているかどうかを心配する必要がなくなります。ソース アイランドは、対応するあらゆるターゲットの境界にヒールされます。
Texture Editor のコマンド バーから、次のいずれかを実行します。
[ピックされたものにアイランドヒール](Island Heal to Picked)ボタンをクリックするか、[Shift]+[.](ピリオド)キーを押します。(ピリオド)キーを押します。
この操作では、次の手順で選択するターゲット アイランドが変換され、手順 3 で選択するソース アイランド上の対応するターゲットの境界に揃うことになります。
[ピックしたものをアイランドヒール](Island Heal Picked)ボタンをクリックするか、[Shift]+[,](カンマ)キーを押します。
この操作では、手順 3 で選択するソース アイランドが変換され、次の手順で選択するターゲット アイランド上の対応する境界線に揃うことになります。
アイランドをクリックまたは矩形選択し、その境界線をターゲットの境界として設定します。このターゲットの境界にソース アイランドがヒールされることになります。
これ以降のプロセスは、「アイランド ヒールのワークフロー 1: ターゲットの境界を事前に選択する」の手順 4 および 5 と同じです。ただし、明示的に選択されているターゲットがないため、オリジナルのターゲットの境界に別のアイランドをヒールする際にはこの手順を繰り返すことはできません。