エンベロープ ウェイトの場合、ウェイト値の合計が常に 100% になるように自動的に調整します。たとえば、あるポイントが脛骨に対して 50%、大腿骨に対して 50% ウェイト付けされていると仮定します。[正規化]がオンの場合、脛骨のウェイトを
40% にすると、大腿骨のウェイトは自動的に 60% に変更されます。
[正規化]をオフにした方が良い場合が 2 つあります。
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あるポイントが 3 つ以上のデフォーマに対してウェイト付けされていて、正確な数値で設定する場合。1 番目のデフォーマのウェイトを設定したら、その値が 2 番目のデフォーマのウェイトを設定するときに変更されては困ります。
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エンベロープ エフェクトを「部分的」に設定する場合。あるポイントのウェイトが合計で 100% にならない場合、そのポイントは部分的に存在しないデフォーマに割り当てられているかのように処理されます。そのポイントの位置は、リファレンス ポーズと、既存のデフォーマによって決定される各位置を合成したものになります。
[正規化]がオンの場合に、あるウェイト値を調整すると、他の値は比例して修正されます(つまり、合計が 100 を保つようにそれぞれの値に同じ倍率が掛けられます)。特に、あるポイントでデフォーマに 0 がウェイト付けされている場合、そのウェイトは正規化によって変更されることはありません。
正規化がオフの場合でも、あるポイントのウェイト割り当ての合計は 100 を超えることはできません。 頂点カラーの場合、このオプションは、[0, 255]ではなく[0.0, 1.0]の範囲の正規化済みカラー値としてカラー値を表示します。 ウェイト マップの場合、このオプションは無効です。 このオプションは Weight Editor のコマンド バーでも使用できます。
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