[Fan]プロパティエディタ

ファンコントロールオブジェクトを作成するには:[シミュレート]ツールバーからは[取得](Get) [フォース](Force) [ファン](Fan)を選択し、他のツールバーからは[取得](Get) [プリミティブ](Primitive) [コントロールオブジェクト](Control Object) [ファン](Fan)を選択し、[ヘア]ツールバーからは[作成](Create) [フォース](Force) [ファン](Fan)を選択します。

このプロパティエディタを再表示するには: ファンオブジェクトを選択して、[Enter]キーを押します。

ファンフォースは、他のオブジェクトに対して円柱による「ローカル」な風の効果をシミュレートします。風の方向は円柱の軸に追従し、円柱の中心から外側に向かって徐々に弱くなります。底面から上面に向かって移動します。

ファンは、ソフトボディシミュレーションには作用しません。

フォース全般の詳細については、「Forces(フォース)」(「シミュレーション」)を参照してください。

ICE ツリーでのこのフォースの使用方法については、「ICE フォースの作成と ICE シミュレーションへの適用」(「ICE の基本」)を参照してください。

図の文字と対応するパラメータについては、下の表を参照してください。

名前(Name)	フォースの名前。
ミュート(Mute)	フォースエフェクトのオン/オフを切り替えます。
速度(C)(Velocity (C))	ファンフォースの速度。
流れの粘性(Flow Viscosity)	シミュレーションオブジェクトがファンフォースに抵抗する度合い。低い粘性値を持つファンフォースにより、シミュレーションオブジェクトがより強く抵抗するため、流れが低下します。
サイズを使用(Use Size)	ファンフォースの計算で、シミュレーションオブジェクトのサイズが使用されます。
半径(B)(Radius (B))	ファンの円柱の半径。
ドロップ長(A)(Drop Length (A))	ファンの円柱の長さ。

減衰

放射状(Radial)

ファンの[半径](Radius)に沿って、ファンの中心から外側のエッジに向かって減衰します。

0 を指定すると減衰しません。オブジェクトをシミュレートしても円柱の全半径にわたって影響力が変化しません。
値が 1 の場合は直線減衰のため、ファンはその中心で影響が最大になり、シミュレーションオブジェクトが半径のエッジに近づくにつれて影響が小さくなり、半径のエッジに達すると影響はゼロになります。
値を 2 にすると、1 の場合と同じく二次間数的にスムーズに減衰されます。

軸上(Axial)

ファンの円柱軸に沿って、ファンの原点から終端([ドロップ長](Drop Length))に向かって減衰します。

0 を指定すると減衰しません。オブジェクトをシミュレートしても円柱の全長にわたって影響力が変化しません。
値が 1 の場合は直線減衰のため、ファンはその原点で影響が最大になり、シミュレーションオブジェクトが円柱の終端に近づくにつれて影響が小さくなり、円柱の終端に達すると影響はゼロになります。
値を 2 にすると、1 の場合と同じく二次間数的にスムーズに減衰されます。