ペインとフレームセットを操作する
 
 
 

レイアウトとビューでは、フレームセットによりウィンドウをペインに分割し、各ペインに異なるビューを表示できます。このフレームセットは、HTML のフレームセットと似ています。フレームセットはネストできます。たとえば、ウィンドウを左右のペインに垂直分割し、次に右のペインを上、中、下の 3 つに水平分割できます。

フレームセットとペインに加え、レイアウトとビューにトレイを表示できます。トレイを使用すると、ボタンをクリックして異なるペインに切り替えることができます。詳細については、「トレイスイッチャの設定」を参照してください。

ペインを分割する

既存のフレームを水平または垂直方向に 2 分割できます。ペインの分割では、新しいフレームセットが作成されるか、既存のペインと同じ方向に分割されている場合はペインの親フレームセットが再使用されます。

マウス ポインタが置かれたペインを分割するには

  1. ペインを右クリックして[水平分割](Split Horizontally)または[垂直分割](Split Vertically)を選択します。

  2. 分割する場所をクリックします。

選択したフレームセットを分割するには

フレームセットに既に子フレームセットがある場合は、フレームセットを選択して分割する方法が便利です。たとえば、ツールバーやビュー全体におよぶタイムライン用の領域を残し忘れた場合などです。

  1. フレームセットを「ペイン、トレイ、またはフレームセットを選択する」に説明されている方法で選択します。

  2. コマンド バーから、[選択を分割](Split Selected) [水平分割](Split Horizontally)または[選択を分割](Split Selected) [垂直分割](Split Vertically)を選択します。

  3. 分割する場所をクリックします。

スプリッタを調整するには

レイアウトやビューの編集中、マウス ポインタをスプリッタに重ねて新しい場所にドラッグすると、スプリッタの位置を調整できます。スプリッタが表示されていない場合は、ドラッグの前に[プレビュー](Preview)がオンになっているかを確認します。

あるいは、ペインのサイズを明示的に設定することもできます。「ペイン、トレイ、およびフレームセットのサイズをコントロールする」を参照してください。

スプリッタのプロパティを設定するには

Relational View では、スプリッタのプロパティ設定でスプリッタ バーを表示または非表示にできます。レイアウトではスプリッタ プロパティは設定できません。レイアウトのスプリッタは表示されないため、位置を変更することはできません。

  • スプリッタを右クリックして、以下のいずれかを選択します。

    • [スプリッタなし。]スプリッタが表示されず、ユーザはペインまたはフレームセットのサイズを変更できません。

    • [固定スプリッタ。]スプリッタは表示されますが、ユーザはペインまたはフレームセットのサイズを変更できません。

    • [移動可能なスプリッタ。]スプリッタが表示され、ユーザはペインまたはフレームセットのサイズを変更できます。

スプリッタが表示されていない場合(スプリッタなし)、[プレビュー](Preview)がオフになっているとコンテキスト メニューを使用できません。表示されていないスプリッタのプロパティを変更するには、[プレビュー]をオンにします。

ペイン、トレイ、またはフレームセットを選択する

ペイン、トレイ、またはフレームセットを選択すると、選択した対象に対してサイズの設定など何らかの変更を加えられます。選択したペイン、トレイ、またはフレームセットの名前は、エディタのコマンド バーに表示されます。[プレビュー](Preview)がオフの場合、選択したペイン、トレイ、またはフレームセットは青くハイライトされ、アクティブなペインは赤くハイライトされます。アクティブなペインは、ポインタが置かれ、コンテキスト メニューのコマンドの対象になるペインです。

マウス ポインタが置かれたペインを選択するには

  • ペインをクリックします。

トレイを選択するには

  • スイッチャ ボタンの隣の何もない領域をクリックします。

親フレームセットを選択するには

  • 次のいずれかの操作を実行します。

    • ペインを右クリックして[親の選択](Select Parent)を選択します。

      または

    • ペインまたはトレイ内で、[Ctrl]キーを押しながらクリックします。これを繰り返すことによって、階層を親の方向にたどることができます。

      または

    • ペインまたはトレイを選択し、エディタのコマンド バーで[親の選択](Select Parent)を選択します。これを繰り返すことによって、階層を親の方向にたどることができます。

ペイン、トレイ、およびフレームセットのサイズをコントロールする

ペイン、トレイ、またはフレームセットのサイズを設定するには、それらを選択して、エディタのコマンド バーで[サイズ]の値を入力します。サイズは、親フレームセットが水平バーで分割されている場合には縦のサイズ、垂直バーで分割されている場合には横のサイズを意味します。

  • ピクセル数で絶対値を設定するには、数値を入力します。この設定方法は、ツールバーのようにサイズを変更したくないウィンドウの部分に適しています。

  • 相対サイズを設定するには、[50%]のようにパーセンテージを入力します。ユーザがウィンドウのサイズを変更すると、ウィンドウのサイズに相対するペイン サイズが維持されます。

  • フレームセットに残っているすべての利用可能な空間(フリー サイズ)を使用するには、アスタリスク(*)を入力します。ウィンドウのサイズがどのように変更されても、フレームセットのすべてのペインのサイズを正しく加算させたい場合に便利です。

ビューが表示された状態での移動可能なスピリッタ バーの位置に応じて、縦横いずれかのサイズを変更できるということに注意してください。

サイズ設定に関しては、さらに以下のような注意事項があります。

  • すべてを絶対サイズで使用する場合には、親フレームセットのサイズより小さい数値を指定すると、未使用のスペースまたは隠れた領域が残されてしまう場合があります。

  • 同一フレームセットにフリー スペース(*)を設定した複数のペインがある場合には、最も左または上にあるペインが余白をすべて利用します。

  • 絶対サイズ指定と相対値またはフリー サイズ指定を同時に使用した場合には、先に絶対サイズが考慮された後で、親フレームセットの余白に基づいて相対値を決定します。

  • 相対サイズ指定が 100% より少なく、フリー サイズ指定のペインが存在しない場合には、相対値がノーマライズされます。

ペイン、トレイ、およびフレームセットに名前を付ける

ペイン名は、スクリプトでペインへのポインタを取得するために使用できます。またペイン名は、ビットマップが定義されていない場合に、トレイ スイッチャのボタンにも表示されます。

ペイン、トレイ、またはフレームセットに名前を付けるには

  • 名前を付けるものを選択して、エディタのコマンド バーの[区画名]、[トレイ名]、[フレームセット名]に名前を入力します。

    スペースなどのアルファベット以外の文字は使用しないことを推奨します。名前はレイアウトまたはビューごとに固有である必要があります。

ペイン、トレイ、およびフレームセットを削除する

フレームセット内の 2 つのペインのうち 1 つを削除しても、親のフレームセットは削除されません。ただし、トレイ スイッチャにただ 1 つ残されたペインを削除した場合には、トレイ スイッチャは削除されます。

マウス ポインタが置かれたペインを削除するには

  • ペインを右クリックして[区画の削除](Delete Pane)を選択します。

選択したペイン、トレイ、またはフレームセットを削除するには

  1. ペイン、トレイ、またはフレームセットを選択します。

  2. エディタのコマンド バーで[削除](Delete)をクリックします。