Slide on Surface(サーフェイス上でスライド)
 
 
 

衝突時に、1つまたは複数のオブジェクトのサーフェイスで、パーティクルをスライドして垂れる動作を与えます。

このコンパウンドの[Execute]出力は、[ICETree]ノードの[Port]に接続します。また、状態システムを使用する場合は、[State]コンパウンドの[Execute]ポートに接続します。

詳細については、「障害物を滑るICEパーティクル」(「ICEパーティクルシミュレーション」)を参照してください。

タスク: [Particles]/[Surface Interaction]

出力ポート: [Execute]

有効(Enable)

このコンパウンドのオン/オフを切り替えます。

Slide Parameters(スライドパラメータ)

サーフェイス1(Surface1)

衝突時にパーティクルがスライドするオブジェクトです。このオブジェクトには、サーフェイスが存在している必要があります。オブジェクトの[Value]出力は、このポートに接続します。

オフセット方法の選択(Select Offset Method)

スライドするオブジェクトからパーティクルをオフセットする方法を、[Use Particle Size]または[Use Offset Distance]から選択します。

オフセット距離(Offset Distance)

[Offset Method]で[Use Offset Distance]を選択した場合は、パーティクルがオブジェクトからオフセットされる量を Softimage 単位で入力する必要があります。

サーフェイスの摩擦(Surface Friction)

パーティクルがスライドしないようにオブジェクトが持っている摩擦/抵抗の量を指定します。

Enable Rolling

パーティクルがスライドするときに、オブジェクトのサーフェイスに沿ってロールさせます。この場合、[Roll Particle(パーティクルの回転)]コンパウンドを使用して、ロール動作が計算されます。

衝突時に実行(Execute on Collide)

パーティクルがオブジェクトに衝突すると、このポートに接続されているコンパウンドまたはノードが、その種類にかかわらず実行されます。たとえば、このポートに[Set Particle Color]コンパウンドが接続されている場合、衝突時にパーティクルのカラーが変化します。

スライド時に実行(Execute While Sliding)

パーティクルがオブジェクトでスライドすると、このポートに接続されているコンパウンドまたはノードが、その種類にかかわらず実行されます。たとえば、このポートに[Set Particle Size]コンパウンドが接続されている場合、スライド時にパーティクルのサイズが変化します。

Drip Parameters(垂れる動作のパラメータ)

角度しきい値(Angle Threshold)

パーティクルが垂れるのに必要なオブジェクトの角度を指定します。この値は、障害物のサーフェイス法線および重力、またはシーン内のその他のフォースに基づいたものです。角度が小さいとパーティクルは容易に流れ落ちず、角度が大きいとすばやく流れ落ちます。

Force Threshold

パーティクルが垂れ落ちるのに必要な最大フォースを指定します。この値が最もよく使用されるのは、障害物が移動しているときに、障害物の速度に基づいてサーフェイスからパーティクルが滑り落ちるようにする場合です。しきい値を高くするとパーティクルが流れ落ちにくくなり、しきい値を低くすると容易に滑り落ちるようになります。

隣接するパーティクルの最小数(Min Neighboring Particles)

カットオフ距離の範囲内で、パーティクルどうしがくっついて垂れ落ちるのに必要な、隣接するパーティクルの最小数を指定します。これは、十分な量の水滴をためてから流れ落ちるように、したたり落ちる水滴などのエフェクトを作成する場合に便利です。

隣接するパーティクルまでのカットオフ距離(Cutoff Distance to Neighboring Particles)

パーティクルが垂れる動作が行われるのに必要なパーティクル間の距離を、Softimage単位で指定します。

垂れる場合に実行(Execute on Drip)

パーティクルがオブジェクトから垂れ落ちる場合に、このポートに接続されているコンパウンドまたはノードが、その種類にかかわらず実行されます。たとえば、このポートに[Set Particle Color]コンパウンドが接続されている場合、垂れ落ちたときにパーティクルのカラーが変化します。