[ヘア]プロパティ エディタの[エフェクト]ページで[カール](Frizz)パラメータと[縮れ](Kink)パラメータを使用し、レンダ ヘア全体にエフェクトを適用することができます。
これらのパラメータの多くは、ウェイト マップとテクスチャ マップを接続できます(接続可能なパラメータの横には小さな[接続]アイコンが表示されます)。これにより、希望するエフェクトに応じて、ヘアのカールや縮れに対して特定のパターンやランダムな領域を作成できます。マッピング可能なパラメータの概要については、「マップをレンダ ヘア パラメータに接続する」を参照してください。
[カール](Frizz)パラメータを使用し、ヘアがカールしているように見せたり、静電気を帯びているようにすることができます。これらのパラメータは、ノイズを伴う回転をヘアに与えます。
[カール頻度](Frizz Frequency)は、回転ノイズ パターンの頻度で、ヘア エミッタ オブジェクトのサイズに比例します。つまり、同じ値を指定する限り、オブジェクトの大小に関わらずヘアが「曲がる」回数は一定となります。
カールは、X 軸、Y 軸、Z 軸上でそれぞれ設定できます。[XYZ 軸にリンク](Link XYZ axes)オプションを選択すると、XYZ の値を一度に同じ値に変更できます。
[根元のカール](Frizz at root)および[先端のカール](Frizz at tip)は、0~180 の範囲(またはそれ以上)の値で、髪束にノイズを伴う回転を追加します。この値は、3 種類のハーモニック ノイズ フィールドでスケーリングされ、周波数は[カール](Frequency)の[周波数]で設定されます。
[根元のカール](Frizz at root)は根元を起点に回転を発生させ、髪束の長さに沿って先端の方向に補間します。一方、[先端のカール](Frizz at tip)は先端を起点に回転を発生させ、髪束に沿って根元の方向に補間します。
[根元のカール](Frizz at root)の値が比較的高く、[先端のカール](Frizz at tip)の値が比較的低い場合は、ヘアの先端はヘアムースを使用して固めたようになり、髪の根元は無秩序な状態のままになります。
ヘアにダイナミクス(「ダイナミクスに対するヘアの反応の調整」を参照)を適用する際に使用する[揺れ]パラメータのようなエフェクトを作成するには、カールをアニメートしてヘアに新しいモーションを加えます。波立つ草原などの特定のエフェクトを作成する場合は、[揺れ]パラメータの代わりにこのパラメータを使用することができます。
[縮れ](Kink)パラメータもヘアにノイズを適用しますが、この場合のノイズは、髪束上の各ポイントのディスプレイスメントになります。そのエフェクトにより、縮れのあるヘアやウェーブがかかったヘアが作成されます。
[縮れ頻度](Kink Frequency)は、ノイズ パターンの頻度で、ヘア エミッタ オブジェクトのサイズに比例します。つまり、同じ値を指定する限り、オブジェクトの大小に関わらずヘアが「曲がる」回数は一定となります。
縮れは、X 軸、Y 軸、Z 軸上でそれぞれ設定できます。[XYZ 軸にリンク](Link XYZ axes)オプションを選択すると、XYZ の値を一度に同じ値に変更できます。
[根元の縮れ](Kink at root)および[先端の縮れ](Kink at tip)は、髪束にノイズを追加します。この値は、3 種類の異なるハーモニック ノイズ フィールドでスケーリングされ、その頻度は[縮れ頻度](Kink Frequency)で設定されます。
[根元の縮れ](Kink at root)は根元を起点にノイズを発生させ、髪束の長さに沿って先端方向に補間します。一方、[先端の縮れ](Kink at tip)は先端を起点にイズを発生させ、髪束に沿って根元の方向に補間します。