[減衰]オプションでは、ファイナルギャザリングの計算で、遠くにあるオブジェクトの効果を制限できます。通常は、遠くにあるオブジェクトがシーンオブジェクトのサーフェイスカラーに与える影響は少ないため、このオプションを設定すると、レンダリングが高速になり、メモリ使用量が減ります。
ファイナルギャザリングの減衰を設定するには
[減衰]オプションでは、[開始]値と[停止]値を使用して、ファイナルギャザリングの計算の範囲を制限します。これらの設定は、ファイナルギャザリングレイに以下のような影響を与えます。
-
長さがの値以下のファイナル ギャザリング レイによって返された結果は、通常どおりに使用されます。
-
長さが[停止]の値を超えるファイナル ギャザリング レイによって返された結果は、自動的に環境カラーに設定されます。
-
長さがとの値の間にあるファイナル ギャザリング レイによって返された結果は、環境カラーへリニアで減衰します。
下に示す図では、このシーンが非常に大きなファイナルギャザリングエフェクトを使用してレンダリングされています。減衰値を低く設定すると、ファイナルギャザリングエフェクトが局所化される点に注意してください。減衰の[停止]値を大きくすると、エフェクトの範囲が広くなります。
|
減衰: 開始= 0、停止= 25
|
|
減衰: 開始= 0、停止= 50
|
|
減衰: 開始= 0、停止= 75
|