ライト一覧を使用する

サーフェイスマテリアル、テクスチャ、ボリュームシェーダなど、シェーダのタイプによっては、ライト一覧と呼ばれる一連のライトを作成できます。これらのライト一覧では、シェーダのエフェクトに影響するイルミネーションを発するライトを指定できます。mental ray のカテゴリのシェーダの多くは、ライト一覧を使用します。

基本的に、この一覧はライトをマテリアルに関連付けます。マテリアルはこれらのライトから対象であるオブジェクトのシェーディングされたサーフェイスへのイルミネーションを適用します(マテリアルが共有される場合は、そのマテリアルを共有するすべてのオブジェクトがライト一覧のライトで照らされます。

ライト一覧を使用しない場合は、ライトとオブジェクトの関係はマテリアルに適用されず、代わりにセレクティブライトプロパティを使用してシーン内のオブジェクトにライトを関連付けることができます。オブジェクトに特定のライトの関連付けがない場合は、シーン内のライトのすべてに照らされます(既定の動作)。詳細については、「セレクティブライトを使用する」を参照してください。

追加(Add)	ライト一覧に[項目](Item)という名前の空のエントリが追加されます。項目にシーン内のライトへの参照を入力するには、[ピック](Pick)ボタンをクリックします。
クリア(Clear)	ライトの一覧からすべての項目を削除します。
アイテム(Item)	ライトの一覧内の 1 つのライトを意味するエントリです。
ピック(Pick)	シーンに使用するライトを選択して、エフェクトを算出します。 [ピック]ボタンをクリックします。ポップアップ Explorer で、使用するライトを選択します。アイテムのピックを終了するには、エクスプローラの外で右クリックします。アイテムのテキストボックスに、選択したライトの名前が表示されます。
	[配列項目の編集](Edit Array Item)アイコン(青いコンセント)をクリックすると、以下のコマンドを含むポップアップメニューが表示されます。 [削除](Remove): ライトの一覧からライト項目を削除します。いったんライトを一覧から削除すると、そのライトはエフェクトから消えます。 [上に移動/下に移動](Move Up/Move Down): ライト項目をライトの一覧内で上または下に移動します。ライト一覧内のライトの位置は、評価の順序を表しています。評価の順序を変更すると、最終的なエフェクトの結果に影響します。

ライト一覧モードを設定する

ライト一覧モードは、ライト一覧に定義されたライトの使用方法をコントロールします。以下のモードがあります。

[ライトリストを使用](Use Light List): ライトの一覧が有効になります。この場合、ライト一覧内のすべてのライトがイルミネーションに使用されます。
[インクルーシブライトリスト](Inclusive Light List): インクルーシブモードでライトの一覧が有効になります。この場合、グループ内のすべてのライトについてイルミネーションが評価されます。

現在、Softimage では、mental ray についてはライトグループに対応していません。そのため、[Inclusive Light List(ライト一覧を含む)]モードは[Use Light List(ライト一覧を使用)]モードと同様に動作することに注意してください。
[エクスクルーシブライトリスト](Exclusive Light List): エクスクルーシブモードでライトの一覧が有効になります。この場合、ライト一覧に指定されたもの以外のすべてのライトがイルミネーションに使用されます。
[ライトリストを無視](Ignore Light List): ライトの一覧が無効になります。この場合、オブジェクトは関連付けられたライトによって照らされます(定義されている場合)。それ以外の場合は、シーン内のすべてのライトが使用されます。