タンジェンシ コンストレイントは、被コンストレイント オブジェクトの X 軸を方向またはカーブと接するようにします。このコンストレイントは、ジェット コースターの車両が線路上を通過するように、オブジェクトをパスの方向に従わせたり、オブジェクト(特にカメラ)をパスの傾斜に沿って移動させる場合に便利です。
タンジェンシは、本質的にはコンストレイントではありませんが、他のコンストレイント(サーフェイス、3 ポイント、カーブ(パス)、およびオブジェクトをクラスタに)のプロパティとして利用できます(実質的には、オブジェクトの向きを決める低レベルのエクスプレッション)。
タンジェンシ コンストレイントは実際のコンストレイントではないため、他のコンストレイントのように 3D ビューや Schematic View で表示することはできません。
上の図の飛行機は、パス上でアニメートされていますがパスに接するようには拘束されていません。飛行機はパス上の位置に関係なく一方向に向けられたままです。
下の図では、飛行機の Y 軸はパスのタンジェントに拘束されています。拘束された飛行機の先端は、常にパスに接しながら動くわけではありません。これは、コンストレイントがオブジェクトの中心を使ってタンジェンシ(接線)を設定しているからです。
オブジェクトを選択し、タンジェンシ プロパティを持つコンストレイントを適用します。[コンストレイント](Constrain) [サーフェイス](Surface)、[3 ポイント](3-Point)、[カーブ(パス)](Curve (Path))、[オブジェクトをクラスタに](or Object to Cluster)のいずれかを選択します。
コンストレイントのプロパティ エディタで[タンジェンシ]タブをクリックし、[アクティブ](Active)をオンにします。
[軸に沿う](Axis to Align)コントロールを使用して、向きの基準となる軸を指定します。既定は X です。[軸]ボタン(正および負の X、Y、Z)をクリックするか、[軸]テキスト ボックスに 1 または -1 を入力します。