シーケンス内のトラッキングを開始する前に、モーションパスを描画するトラッカを設定する必要があります。トラッカの各種コンポーネントについては、前のセクションで説明しました。このセクションでは、トラッカをアクティブにする方法と、Fx Viewer内にトラッカを配置する方法について説明します。
デフォルトでは、新規の[Tracking]オペレータではトラッカ番号 1 がアクティブになります。必要に応じてその他の3つをアクティブにできます。
トラッカの位置を変更するには、Fx Viewerでトラッカの各コンポーネントの位置とサイズを変更します。
通常は、各トラッカの初期位置を設定してからトラッキングを開始することをお勧めします。トラッキングの処理中に、同じパスのトラックを継続するために、1つまたは複数の特定のトラッカのエレメントの位置またはサイズを変更しなければならない場合も生じます。詳細については、「モーションパスの作成」を参照してください。
トラッカの任意のエレメントをクリックアンドドラッグします。その他のエレメントは、それに合わせて移動するか、または次のように動作します。
テンプレート領域を移動すると、相対的な位置を保持するように検索範囲も移動します。
トラックポイントを移動したりその位置にキーフレームを設定したりしなければ、トラックポイントはテンプレート領域の中央にスナップします。
モーションパスで最後まで同一のポイントを使用するために、初期設定の後はトラックポイントを移動しないことをお勧めします。トラッキング処理の途中でトラックポイントをオフセットする必要が生じた場合は、代わりにテンプレート領域を移動してください。詳細については、「テンプレートと検索領域を再配置する」を参照してください。