クロス シミュレーションを開始するには、タイムラインの下にある[再生]ボタンをクリックします。アニメーションは、定義された最初のフレームから最後のフレームへと計算され、すばやく再生できるようにキャッシュされます。どんなフレームにでも直接ジャンプすることにより、再びシミュレーションを開始することができます。
シミュレーション全体をすばやく計算するには、シミュレーションの最後のフレームに移動します。
プログレス バーで[キャンセル]をクリックすると、いつでもシミュレーションを中止できます。
クロ スシーンの保存時にシミュレーションを保存するには、[クロスオペレータ]プロパティ エディタで[シミュレート保存](Save Simulation)オプションを選択します。このオプションを選択すると、ディスクにキャッシュ可能な量のシミュレーションが保存されます。次にそのシーンをロードするときには、この保存した情報が取得されるため、時間の短縮になります。キャッシュは可能な限り少ないデータを保存するよう最適化されます。
シーンの保存時に[シミュレート保存](Save Simulation)を選択しなければ、そのシーンの次回ロード時にシミュレーションが再計算されます。
既存のシミュレーションを再利用したり表示して、シミュレーション計算が未処理であるフレームから計算を再開できます。シーンがリロードされるたびに、シミュレーション オペレータにより古い PTC ファイル シーケンスが残っているかどうかが確認されます。これを実行するには、ファイル シーケンスの「マジック ナンバー」をオペレータに保存されているマジック ナンバーと比較します。PTC シーケンスが残っている場合は、最後の有効なフレームから自動的に再開されます。
さらに、再開フレーム +1 フレーム目から、パラメータや障害物の変更に基づいて再計算が開始され、開始フレームから再開フレームまでのフレームはすべてそのままになります。
クロスシミュレーションでは、[Cloth]プロパティエディタの[再開するファイルパス](Restart file name)(.ptc ファイル)を指定できます。PTC ファイルは、各フレームにおけるクロス オブジェクトの位置と物理プロパティを記録します。
Softimage を終了する、クロス オブジェクトを削除する、あるいはシーンを閉じるときに、キャッシュ内に記録された PTC ファイルをすべて消去するには、[キャッシュファイルのクリア](Clean cached files)を選択します。このオプションを選択しない場合は、.ptc ファイルは指定した再開ファイル名でフォルダに保存されます。
シミュレーションオペレータのプロパティエディタの[シミュレーション]ページで[キャッシュに書き込む](Write Cache)を選択し、[再開するファイルパス](Restart file name)で指定した.ptc(クロス)ファイルにシミュレーションを保存します(1フレームあたり1ファイル)。.ptc ファイルには、シミュレーションの各フレームにおけるすべてのシミュレーション データが記録されます。
シミュレーションを再生し、フレームをファイルに記録します。指定の名前を持つ PTC ファイルが、シミュレーションの各フレームに対して保存されます。
タイムライン上でシミュレーションを再開するフレームに移動し、[ファイルから再開](Restart from file)を選択します。現在選択されているフレームに対応するフレーム番号の .ptc ファイルを選択します。
シミュレーションのフレームのうち、このフレームより前にあるすべてのフレームがファイルから読み取られます。 現フレーム以降のフレームから計算が開始されます。シミュレーションを再開する際には、シミュレーションのプロパティ値が .ptc ファイルを作成したときの値と異なっていてもかまいません。
Softimage を終了したり、シミュレーションオペレータを削除したり、シーンを閉じたりするたびに、キャッシュに記録されたすべての .ptc ファイルを消去することができます。これを実行するには、[キャッシュファイルのクリア](Clean cached files)を選択します。
このオプションを選択しない場合は、.ptc ファイルは[再開するファイルパス](Restart file name)で指定したファイル名でフォルダに保存されます。
