イメージの変換
 
 
 

次のスタンドアロンのいずれかでイメージ ファイルの形式を変換できます。

イメージ ファイルからメモリマップ テクスチャへの変換

[imf_copy]スタンドアロンは、イメージ ファイルを他の形式に変換するために使用します。たとえば、テクスチャ イメージを Softimage や mental ray コマンド ライン レンダラ用にメモリ マッピングするのに必要な形式に変換することもできます。

メモリのマッピングの詳細については、「メモリ マッピング テクスチャを使用する」(「テクスチャリング」)を参照してください。

使用法

imf_copy[-v][-p]inimage outimage[outformat[outtype]]

[imf_copy] では以下のファイル形式がサポートされています。

ファイル形式

シンボル

サポートされているデータ タイプ

Wavefront イメージ

rla

[rgba](8 ビット RGBA カラーおよびアルファ)

SOFTIMAGE ピクチャ イメージ(圧縮)

pic

[rgba](8 ビット RGBA カラーおよびアルファ)

Alias Research イメージ

alias

[rgb](8 ビット RGB カラー)

SGI カラー(圧縮)

rgb

[rgba](8 ビット RGBA カラーおよびアルファ)

JPG イメージ

jpg

[rgb](8 ビット RGB カラー)

ポータブル ピックスマップ

ppm

[rgb](8 ビット RGB カラー)

Targa イメージ

targa

[rgba](8 ビット RGBA カラーおよびアルファ)

MS Windows ビットマップ

bmp

[rgba](8 ビット RGBA カラーおよびアルファ)

mi カラー テクスチャ

ct

[rgba](8 ビット RGBA カラーおよびアルファ)

[rgba_16](16 ビット RGBA カラーおよびアルファ)、

[rgba_fp](浮動小数値 RGBA カラーおよびアルファ)、

mi スカラ テクスチャ

st

[s、s_16](s, s_16)(16 ビット mi スカラ テクスチャ)

mi ベクトル テクスチャ(アルファから)

vta

vta

mi ベクトル テクスチャ(輝度から)

vts

vts

mi z チャンネル(交差のデプスから)

zt

[z](デプス情報)

mi 法線ベクトル

nt

n

mi タグチャンネル(マテリアル タグから)

tt

tag

mi ビット マスク

bit

bit

4 コンポーネント TIFF(圧縮)

tif

[rgba](8 ビット RGBA カラーおよびアルファ)

[rgba_16](16 ビット RGBA カラーおよびアルファ)、

[rgb](8 ビット RGB カラー)

[rgb_16](16 ビット RGBA カラー)

非圧縮 TIFF イメージ

tifu

[rgba](8 ビット RGBA カラーおよびアルファ)

[rgba_16](16 ビット RGBA カラーおよびアルファ)、

[rgb](8 ビット RGB カラー)

[rgb_16](16 ビット RGBA カラー)

Dassault Systemes Catia 形式

picture

[rgb](8 ビット RGB カラー)

メモリ マップのロー テクスチャ ファイル

map

任意(any)

[Quantel/Abekas YUV]イメージ、576×720

qntpal

[rgb](8 ビット RGB カラー)

Quantel/Abekas YUV イメージ、486×720

qntntsc

[rgb](8 ビット RGB カラー)

オプション

-v

冗長モードに切り替えます。

-p

メモリマッピングできる、フィルタリングされたイメージ ピラミッドが作成されます。

さまざまなファイル形式間で変換する

[imgconv] スタンドアロンは、さまざまな種類のイメージ ファイル形式を相互に変換するために使用します。さらに、[blur、contrast][zoom]などの一連のイメージ処理ツールも用意されています。

[imgconv] はサポートするイメージ ファイル形式を自動的に検出するため、入力ファイルには形式を識別するための拡張子(.pic など)は必要ありません。出力ファイルの形式を指定するには、拡張子(.tifなど)または-formatオプションのいずれかを使用できます。

[imgconv] スタンドアロンは、ダイナミック リンク ライブラリ(Windows システムでの DLL)が用意されているすべてのファイル形式に変換できます。このスタンドアロンが使用するDLLは、Setupプログラムによって<install directory>/Application/bin/silにインストールされます。imgconvと入力すると、使用法のメッセージにサポートされているファイル形式の一覧が表示されます。

[imgconv](imgconv,)を実行するには、[SI_IMAGE_PATH]環境変数に<install directory>/Application/bin/silを指定する必要があります。

  • [If SI_IMAGE_PATH]が設定されていないか、または空白の場合には[imgconv][SI_HOME.]環境変数を調べます。

  • [SI_HOME](imgconv) が設定されていれば、imgconv は SI_HOME/Application/bin/sil を調べます。

使用法

imgconv <input file> <output file> [-height <height>]
[-width <width>][-reduction <colormap size>]
[-format <name>][-compression <none|rle|lzw|packbits>]
[-description <string>]
[-processor <name> ["<arguments>"]][-verbose]
  • <入力ファイル> は、変換または処理したいファイルの名前です。

標準入力に書き出すには、ダッシュ(-)を使用します。[imgconv] はサポートするイメージ ファイル形式を自動的に検出するため、入力ファイルには形式を識別するための拡張子(.pic など)は必要ありません。

  • <output file> は出力ファイルの名前です。

標準出力に書き出すには、ダッシュ(―)を使用します。出力ファイルの形式を指定するには、拡張子(.tifなど)または-formatオプションのいずれかを使用します。

オプション

-width

出力イメージの幅をピクセル単位で指定します。イメージ ヘッダなしのロー イメージ形式に対してのみ使用されます。

-height

出力イメージの高さをピクセル単位で指定します。イメージ ヘッダなしのロー イメージ形式に対してのみ使用されます。

-reduction

指定したカラー マップ サイズに応じて、出力イメージの色数を減らす必要があることを指定します。

-format

出力イメージ、またはシグネチャを持たない入力ファイルに使用するファイル形式を指定します。

サポートされているフォーマットは[imgconv]の使用法メッセージにリストされます。

-compression

出力イメージに使用する圧縮方法を指定します。

-description

出力イメージに使用する説明の文字列を指定します。

-processor

出力イメージに適用するプロセッサ名を指定します。プロセッサの引数は、ダブル クォーテーションで囲む必要があります。

サポートされているプロセッサは [imgconv] の使用法メッセージにリストされます。

-verbose

冗長モードに切り替えます。

注:使用法メッセージにはリストされていますが、imgconv[-script](imgconv) オプションは使用できません。