ブリッジ トランジションは、2 つのアクション クリップのアニメーション パラメータを比較してトランジションを生成し、各パラメータのトランジション カーブを作成します。 たとえば、クリップ内に回転がある場合、それぞれの回転[XYZ]パラメータについてトランジション カーブが作成されます。処理の結果として、トランジションがよりスムースになります。カーブの数が多いほど、アニメーションの各部分をより詳細に制御することができます。
ブリッジ トランジションで使用できるクリップは 2 つだけです。トランジションの場所に別のクリップがある場合は、結果に悪影響を与えないようにミュートしてください。
クリップ間を比較して生成するため、クリップが同じ場所でオーバーラップしている場合にだけ、ブリッジ トランジションは使用できます。クリップ間に隙間がある場所でトランジションの作成を行おうとすると、エラー メッセージが表示され、トランジション カーブは作成されません。
ブリッジ トランジションは、2 つのクリップのアニメーションが似ている場合に最も効果的です。周期的なアニメーションで、動きが大幅に異ならないクリップです。たとえば、歩きと走りは似ていますが、歩きと激しいダンスは似ていません。
また、最初にアクション間の動きを同期させておくと、ベストの結果を得ることができます。たとえば、走りのアニメーションで左足が下りている場所に、歩きのアニメーションで左足が下りているようにオーバーラップさせます。
ブリッジ トランジションではどのようにクリップが処理されるか
クリップ インからクリップ アウトまでの期間が、クリップの長さとみなされます。クリップがサイクルしている場合は、完全なサイクルの最短周期が長さとなります。この長さは、維持されなくてはなりません。ブリッジ トランジションが作成されるときに、トランジション先のクリップは、連続性を維持するためトランジション直後にオフセット(前方または後方のいずれかに)されます。
時系列で順方向にオフセット(クリップを右に移動)する場合は、オフセットによって生じた隙間が埋まるように、クリップの事前外挿を変更する必要があります。これにより、トランジション先のクリップに何も存在しない場合は、周期的に前に外挿が行われます。また、クリップがオフセットされたため、タイミングが変化することになります。
時系列で順方向にオフセット(クリップが左に移動)する場合は、クリップの時間の長さを維持するため、クリップの事前外挿が短くなります。事前外挿が存在しない場合、クリップは 1 周期からオフセットされ、1 周期間全体を維持するために事前外挿が追加されます。