Syflex ICE ツリーの構造
 
 
 

これらのノードは、Syflex ICE のシミュレートされたデフォーメーションのベースとして必要なノードの最も典型的な例です。

この図の後の表に、各ノードの説明が記載されています。

A

[Syflex ICE]ノードは、ICE ツリーのメインの ICETree ノードです。フレームごとに、[ICETree]ノードがそのポートに接続されているすべてのノードとコンパウンドを上から下に処理します。

詳細については、「ICEシミュレーション領域とICEノード」を参照してください。

B

[Syflex Cloth](または[Syflex Curve])ノードは、クロスやカーブのジオメトリのデフォーメーションのシミュレートし、さまざまな環境での動作をコントロールする役割を果たします。

これらのノードはフレームごとにシミュレーション用に計算をすべて実行し、クロスやカーブのジオメトリ用にポイント位置を更新します。

これらのノードはデフォルトで重力とグローバル ダンピング フォースを設定するほか、接続されるさまざまなタイプのフォースのハブとして動作します。

[Syflex Cloth]ノードや[Syflex Curve]ノードは通常、シミュレーションの[ICETree]ノードの最上部に接続します。これは、何かが発生する前にクロスやカーブをシミュレートする必要があるためです。

詳細については、「Syflex ICE シミュレーションを作成する」を参照してください。

C

[Syflex Collide]ノードは、接続した衝突オブジェクトのプロパティ(摩擦、弾性、ダンピングなど)を設定する役割を果たします。

詳細については、「Syflex 衝突について」を参照してください。

D

[Get Data]ノードを使用して、衝突オブジェクトの名前を[Syflex Collide]ノードに接続します。この場合、それはポリゴン メッシュ オブジェクトで、[Syflex Collide Mesh]ノードに接続しています。

衝突オブジェクトが複数ある場合は、それらを 1 つのグループにまとめ、グループの[Get Data]ノードを[Syflex Collide]ノードの[Geometry]ポートに接続します。

E

[Syflex フォース](Syflex Force)ノードは、ジオメトリに作用しているフォースをコントロールします。この場合、風のフォースが使用されています。

詳細については、「Syflex フォースについて」を参照してください。

F

[Syflex Constraint]ノードは、シミュレートされたオブジェクトの頂点をグローバル空間内の別のオブジェクトや位置にコンストレイントする役割を果たします。

クロス オブジェクトやカーブ オブジェクト上のクラスタ、または入力ヌル オブジェクトを使用することにより、[Syflex Constraint Null]ノードを使ってコンストレイントされる頂点を定義できます。

詳細については、「Syflex コンストレイントについて」を参照してください。

G

[Get Data]ノードは、クロス オブジェクトやカーブ オブジェクトのコンストレイント オブジェクトを表しています。

[Syflex Constraint]ノード、または[Syflex Constraint Null]ノードに接続した[Get Data]ノードで定義されたクラスタ、またはヌル オブジェクトのいずれかです。