レンダ領域でフォトンを表示する

ライトを設定してキャスタとレシーバを定義すると、レンダ領域で結果を確認できます。レンダリング時間が長くなるため、既定ではこの機能はオフに設定されています。グローバルイルミネーションエフェクトかコースティクスエフェクトまたはその両方をレンダ領域で表示するには、以下の手順を実行します。

ビューポートでレンダ領域を作成します([Q]キーを押して描画)。必ずコースティクスまたはグローバルイルミネーションエフェクトが表示されるエリアが含まれるようにします。
次のいずれかの操作を実行します。
- すべてのレンダ領域のフォトンエフェクトを表示するには、[Render]ツールバーから[レンダ](Render) [領域](Regions) [すべてのオプション](All Options)を選択して、[View Render Options]プロパティエディタを開きます。
  
  または
- 特定の領域内のフォトンエフェクトを表示するには、領域の左上にある三角形をクリック(または領域の境界線の上を右クリック)し、[オプション](Options)を選択します。
  
  または
- 最後にクリックしたビューポート(白い境界線で表示)のフォトンエフェクトを表示するには、[レンダ](Render) [領域](Regions) [アクティブなビューポートのオプション](Active Viewport Options)を選択します。
[mental ray レンダーオプション]プロパティエディタの[GI とコースティクス](GI and Caustics)タブで、[コースティクス]と[グローバルイルミネーション]の両方またはいずれかの[有効](Enable)をオンにします。選択したエフェクトがレンダ領域に表示されます。

注:レンダ領域でシーンのフォトンを初めてレンダリングする場合、フォトンマップを計算するため、その後のレンダリング処理よりも少々時間がかかります。

また、このタブから、レンダリングの[コースティック精度]、[グローバルイルミネーション精度]、さまざまな[フォトン深度]を設定することができます。フォトンレンダリングオプションの詳細については、「レンダリング用のグローバルイルミネーションおよびコースティクスを準備する」を参照してください。
レンダ領域のコースティクスの表示を変更するには、[ォトンマップのリビルド](Rebuild Photon Map)オプションをオンにすると、コースティクスエフェクトのマップが生成されます。詳細については、「フォトンマップをリビルドする」を参照してください。