処理フェーズ

カスタム ICENode の処理は、複数のフェーズで行われます(各フェーズに特定のコールバック関数が割り当てられています)。 各コールバックは、ICENodeContext オブジェクトを引数として取ります。この引数は、フェーズの処理に必要なデータにアクセスするために使用されます。

• BeginEvaluate

  このコールバックは、通常メモリがマルチスレッドの評価フェーズに備えて割り当てられるシングルスレッド フェーズで呼び出されます。 このコールバックはオプションです。 たとえば、このコールバックを使用すると、前のスレッドのデータをノードにアタッチすることができます。

• Evaluate

  このコールバックは、登録された ICENode ごとに実装する必要があります。 評価フェーズは、使用しているスレッドの処理モードに応じて、シングルスレッドまたはマルチスレッドのコンテキストで呼び出されます。 詳細については、「ポートのポリモーフィズムの処理」を参照してください。

• EndEvaluate

  このコールバックは、メモリの解放、リソースの消去など、BeginEvaluate で実行された作業を終了させるために必要な処理のためのシングルスレッド タスクです。 このコールバックもオプションです。

• SubmitEvaluationPhaseInfo

  このコールバックはマルチフェーズ評価モードに必須です。現在の評価フェーズで使用する引き出されるポートを指定します。