ワークグループは、カスタマイズ(たとえば、シェーダや自己インストール プラグイン)のビルドと配布の手段として推奨されます。 カスタマイズ(プラグインなど)をワークグループ内で開発した後、そのワークグループをユーザが利用できるようにすることも、またカスタマイズを既存のワークグループにコピーすることもできます。
ユーザがワークグループに接続すると、ワークグループ内に格納されたカスタマイズ(プラグインなど)が自動的にロードされます(若干の例外を除き、再起動する必要はありません)。 また、ワークグループへの接続にプログラム的な手段を用いることもできます。たとえば、事前定義済みの場所にあるワークグループへの接続を容易にするといったこともできます。
レイアウト、UFO、デバイス、非自己インストール コマンドおよびオペレータ、キーマップ以外に関しては、再起動する必要はありません。 他のタイプのカスタマイズ(シェーダなど)はいずれも自動的にロードされます。
レンダリング継続中はシェーダが一度だけロードされます。レンダリング中はワークグループにインストールされたシェーダが、ネットワーク ドライブから各レンダ マシン上のメモリにロードされますが、このロード回数はレンダリング継続中に一度だけに限られています。
ワークグループは、特定の構造を持つ一連のフォルダです。 このデフォルトのフォルダ構造が取得されるのは、たとえばプラグイン マネージャでワークグループを作成した場合(または CreateWorkgroupDirectories を呼び出した場合)です。このフォルダ構造は、ユーザ ロケーションにあるものと同じです。
ワークグループは、ローカルまたは共有のネットワーク フォルダです。ワークグループは、複数所有することができます。
複数のファイルから構成されているプラグインおよびツールを配布するには、ワークグループを使うのが簡単かつ効果的な方法です。 たとえば、カスタム ツールには自己インストール プラグイン、ツールバー、カスタム設定などが組み込まれています。
Softimage SDK の配布内容には、SDK サンプルの大部分を含んだサンプル ワークグループが含まれています。 %XSISDK_ROOT%¥examples¥workgroup フォルダにあるワークグループに接続して、サンプルを存分に試してみることができます。