メッシュ間でプロパティを転送する

トポロジまたは UV の違いに関わらず、1 つのメッシュから任意のメッシュに、上位レベルの詳細、ジョイント ウェイト、スカルプト レイヤなどのプロパティを転送できます。このワークフローは、マップ抽出に類似しています。

このワークフローでは、解像度が高いソース メッシュから、異なるトポロジ(ターゲット)のメッシュにプロパティを転送できます。2 つのメッシュの UV レイアウトが異なっていても転送できます。これは、作業が既に開始されていて、メッシュのトポロジに変化がある場合に特に便利です。既存のメッシュから更新されたメッシュに、簡単に詳細を転送できます。

メッシュから別のメッシュにプロパティを転送するには

1. ソース メッシュとターゲット メッシュを、シーン内のできるだけ近い場所で位置合わせします。必要に応じて、シェイプがソース メッシュに一致するまで、低解像度ターゲット メッシュをスカルプトします。

   開始する前にメッシュの主要なフィーチャーを合わせることが重要です。詳細を転送する場合、Mudbox ではターゲット サーフェスからソース サーフェスの最も近いポイントまでの垂直線が計測され、ソースに接する位置までターゲットが移動されます。2 つのメッシュの一般的なシェイプが十分に合致しない場合には、詳細は転送されません。

2. メイン メニューから、[メッシュ] > [詳細を転送]を選択します。
3. 表示された[詳細を転送]ウィンドウで、[ターゲット モデル]を設定して(サブディビジョン レベルがない低解像度ベース メッシュでスカルプトの詳細を受け取るため)、[ソース モデル] (転送する詳細が含まれるメッシュ)を選択します。
4. [詳細を転送]ウィンドウで、その他の必要なオプションを設定して、[転送]をクリックします。

   たとえば、2 つのメッシュ間に複数の交差がある場合は、[サンプルを選択]オプションを設定して、Mudbox がどちらの交差を選択するかを制御することができます。これらのオプションの詳細については、「[詳細を転送]ウィンドウ」を参照してください。

5. (オプション) ペイント レイヤを転送することもできます。「ペイント レイヤを転送する」を参照してください。