ユーザの好みやプロダクション ワークフローに合わせて、Mudbox のユーザ インタフェースをいくつかの方法でカスタマイズすることができます。
キーボード ショートカットをカスタマイズする
Mudbox では、Mudbox のデフォルトのキーボード ショートカット(ホットキー)設定に加えて、他の Autodesk 3D アプリケーション(Maya、3ds Max、Softimage)のデフォルトのホットキー設定に基づいて、他のホットキーを設定することができます。
これらのアプリケーションを 1 つ以上使用している場合は、最もよく使用するアプリケーションのホットキー設定を適用することができます。これにより、ホットキーの 1 つのセットを覚えるのが容易になります。ホットキーの 4 つのプリセットを編集することにより、個々のホットキー設定を特定の用途に合わせてカスタマイズすることもできます。
ホットキーのプリセットは次のいずれかの方法で選択します。
- Mudbox を初めて起動するときは[Mudbox をセットアップ]ウィンドウが表示され、ドロップダウン メニューからホットキー設定を選択できます。選択したアイテムは Mudbox のユーザ基本設定に保存され、それ以降は、[ウィンドウ]>[ホットキー]項目を使用して別のプリセットを選択しない限り、そのアイテムが使用されます。
- Mudbox を実行しているときは、[ウィンドウ]>[ホットキー]を選択して、ドロップダウン プリセット メニューから目的のホットキー設定を選択するか、現在選択されているプリセットのホットキーを編集します。
注:デフォルトのホットキー プリセット設定にリセットするには、Mudbox ユーザ基本設定ファイルを削除する必要があります。詳細については、「
ファイル環境」を参照してください。
バックグラウンド グリッドをオンまたはオフにする
[3D ビュー]では、グリッドはデフォルトでオンになっています。グリッドをオンまたはオフにするには、次のいずれかを実行します。
グラディエント バックグラウンドをオンまたはオフにする
- メイン メニューから、[表示]>[グラディエント バックグラウンド]を選択します。
メニュー項目の横のチェック マークは、グラディエント バックグラウンドがオンであることを示しています。
3D ビュー内のグラディエント バックグラウンドのカラーを変更する
[3D ビュー]のバックグラウンド カラーは、デフォルトではシェーディング ランプとして表示されます。これは特定の表示や外観の要件に合わせて次の手順で変更できます。
- [ウィンドウ]>[基本設定]を選択します。
[基本設定]ウィンドウが表示されます。
- [カラー]セクションを展開し、[ビューポート上部]、[ビューポート中央]、または[ビューポート下部]基本設定の横のカラー タイルをクリックします。
[色の選択者]ウィンドウが表示されます。
- [色の選択者]ウィンドウで、バックグラウンド領域のカラーを選択し、[OK]をクリックします。
上部、中央、下部を同じカラーに変更した場合、[3D ビュー]のバックグラウンドは 1 つのソリッド カラーとして表示されます。
ユーザ インタフェースのコンポーネントのカラーを変更する
[3D ビュー]内の多くのアイテムのカラーは、特定の表示や外観の要件に合わせて次の手順で変更できます。
- [ウィンドウ]>[基本設定]を選択します。
[基本設定]ウィンドウが表示されます。
- [カラー]セクションを展開し、リスト内の各アイテムの横のカラー タイルをクリックします。たとえば、[グリッド]、[マスク]、[ワイヤフレーム カラー]などです。
[色の選択者]ウィンドウが表示されます。
- [色の選択者]ウィンドウでカラーを選択し、[完了]をクリックします。
3D ビュー内の作業領域を最大化する
Mudbox で作業しているときは、コンピュータのモニタ上の作業領域を次の 2 つの方法で拡大することができます。
目的: |
キーボード ショートカット: |
Windows タスク バーの表示をオンまたはオフにする。
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[Ctrl]+[T]
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ユーザ インタフェースの境界要素を非表示にして、[3D ビュー]内の作業領域を最大化します。
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[T]
注:非表示にする要素を制御するには、[ウィンドウ]>[基本設定]>[ユーザ インタフェース]を選択し、[エキスパート モードで非表示]オプションを選択します。
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プロパティ スライダの可動範囲をカスタマイズする
プロパティ スライダの可動範囲のカスタマイズは、特定のスケールでモデルの作業をしていて、ツールをそのスケールに合った範囲で動作させたい場合に役立ちます。
- [プロパティ]ウィンドウで、スライダの範囲の上限にする値を入力します。
この値は、リセットされるまでスライダの新しい上限となります。
- スライダの範囲を低めの最大値にリセットするには、新しい値を入力してスライダをダブル クリックします。
これらの設定は、ユーザのアカウントの My Documents フォルダ内の Mudbox 設定ファイルに保存されます。
カメラ ビューを保存する
特定のカメラ ビューをカメラのブックマークとして保存して、後でそのビューに戻ることができます。正投影ビューの他に、パースペクティブ ビューをブックマークすることもできます。
- [3D ビュー]で、カメラのビューを目的の位置にドーリー、トラック、またはタンブルします。
- カメラのブックマークを表示するには、[カメラのブックマーク]タブをクリックします。
- [カメラのブックマーク]ウィンドウ メニュー(
)から、[追加]>[カメラのブックマーク]を選択します。
- 表示された[Camera Bookmark の名前]ウィンドウにカメラのブックマークの名前を入力し、[OK]をクリックします。
[カメラのブックマーク]トレイに新しいカメラのブックマークが表示されます。
注:カメラのブックマークをクリックする前に、ブックマークされたカメラ タイプと同じカメラ タイプ(パースペクティブ、正投影など)を通して表示していることを確認してください。カメラ タイプが異なると、目的のビューがブックマークされない可能性があります。
[ステンシル]および[スタンプ]ツール トレイにイメージを追加する
Mudbox では、ツール トレイに手軽にビットマップ イメージを追加して、スタンプやステンシルとして使用することができます。
注:ステンシルやスタンプの目的で作成したイメージは、3 つのカラー チャネルと 1 つのアルファ チャネル(RGBA)が含まれた 16 ビット深度の TIFF (Tagged Image File Format)として保存する必要があります。詳細については、「
ステンシルとスタンプのイメージを保存する」を参照してください。
- [イメージ ブラウザ]で作業しているときに、[ステンシル]または[スタンプ]ツール トレイにイメージを追加するには、次のいずれかを実行します。
- [プロパティ]ウィンドウで作業しているときに、[ステンシル]または[スタンプ]ツール トレイにイメージを追加するには、次の操作を行います。
- [スカルプト]または[3D ペイント]のプロパティ ウィンドウで、[スタンプ]または[ステンシル]セクションを開いて、[読み込み]をクリックします。
- スタンプまたはステンシルとしてロードするイメージを参照して、[開く]をクリックします。
- [ステンシル]または[スタンプ]ツール トレイで、トレイに応じて[スタンプを追加]または[ステンシルを追加]を選択し、イメージを[スタンプ]トレイまたは[ステンシル]トレイのアイテムとして保存します。詳細については、「[イメージ ブラウザ]ウィンドウ」を参照してください。
モデルを[作成]>[メッシュ]メニューに追加する
Mudbox の実行時にいつでも使用できるように、独自のモデルを[作成]>[メッシュ]メニューに追加することができます。最良の結果を得るために、「モデルのスカルプトを準備する」を参照して、モデルを Mudbox で使用するための準備を行う際のヒントを参考にしてください。モデルのファイルを次のフォルダに .mud 形式のファイルとして保存します。
- (Windows) <ドライブ>:¥My Documents¥Mudbox¥2012¥data¥Meshes
- (Mac OS X) /Users/<ユーザ名>/Library/Application Support/Autodesk/Mudbox 2012/Meshes
- (Linux)/home/<ユーザ名>/Mudbox/2012/data/Meshes
トレイ内のツールの位置をカスタマイズする
[スカルプト]、[ペイント]、[ポーズ]、および[選択/移動ツール]トレイ内のツールの位置は、マウスの中央ボタンを使用してツールをトレイ上の別の位置にドラッグすることによりカスタマイズできます。詳細については、「トレイ」を参照してください。
ユーザ インタフェースのコンポーネントを非表示にする
外観の要件に応じて、ユーザ インタフェースのコンポーネントを非表示にすることができます。
目的: |
キーボード ショートカット: |
Windows タスク バーの表示をオンまたはオフにする。
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[Ctrl]+[T]
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ユーザ インタフェースの境界要素を非表示にして、[3D ビュー]内の作業領域を最大化します。
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[T] |