シェーダの基本

 
 
 

3D モデリングにおいてシェーダという用語は、サーフェスが光にどのように反応するかを指定するアルゴリズムを意味しています。MotionBuilder でのシェーダは、異なるタイプのエフェクトを作成するためにモデルに適用するアセットです。さまざまなタイプのシェーダで、サーフェスが光にどのように反応するかを定義したり、カートゥーン調の輪郭やバンプ マッピングを作成したりできます。また、シェーダを使って、静的な光源を含むシーンにシャドウ マップやライト マップを生成することもできます。

注:MotionBuilder はこのドキュメントで説明するシェーダだけでなく、Open Reality® SDK を使用して作成されたカスタム シェーダもサポートしています。

Asset Browser の Shading Elements フォルダでは、Shaders フォルダにシーンに追加できるシェーダが格納されています。オブジェクトにシェーダをドロップすると、モデルのサーフェスがシーン内のライティングとどのように相互作用するかを制御する値がサーフェスに割り当てられ、カラー、スペキュラ反射、反射、透明度、シャドウ、および屈折のエフェクトが作成されます。

Asset Browser A.Shaders フォルダ

次の図では、3 つのティーポットがトレイに並んでいます。シーン内のすべてのオブジェクトにテクスチャ付きのマテリアルを適用しています。ティーポットの花柄やトレイの木目テクスチャです。

シェーダを適用しないテクスチャ マッピング モデル

まだモデルにはどことなくリアルさがありません。平坦で、光沢のないテクスチャは、シーン内のすべてのオブジェクトが均一な同じマテリアルで構成されているような印象を与えます。

シェーダの例 A. Bump Map シェーダ B. Edge Cartoon シェーダ C. Lighted シェーダ

上の例では、ティーポットとトレイにシェーダを適用しています。

ティーポットはすべて等しくモデリングし、同じテクスチャを適用していますが、シェーダを追加するとまったく異なる物質で構成されているように見せることができます。