MotionBuilder には、シーンの構成を管理しやすくするためのツールが多数用意されています。この章のトピックでは、シーンの基本的な要素や、これらの要素を構成するために使用できるさまざまな手法について紹介します。
Scene Browser、Navigator ウィンドウ、Asset Browser、および Viewer ウィンドウはすべて、シーン内のあらゆる要素を処理し、追跡するのに有益なツールです。
オブジェクトの選択や配置を論理的に行えるようにシーン内のオブジェクトをグループやセットとして分類したり、さまざまなビューやウィンドウを使用してすべてのオブジェクトを包括的に管理できます。
シーンがどのように構築されているか、どうすればこれらのシーンを効果的に構成できるかを理解することも、MotionBuilder の基本に慣れ親しむには有効です。たとえば、ノードやアセットは、シーンを構築する基本的なブロックです。複数のアセットをグループやセットとしてまとめておけば、一度に選択したり操作することができます。
MotionBuilder で作品を構成するもう 1 つの方法として、.fbx ファイル専用のカスタム アイコンを作成すれば、Asset Browser にこれらのファイルが表示されたときにすぐに分かります。
フィルム セットが用意されているのと同様に、シーンにはキャラクタ、プロップ、ライト、カメラなど、必要な要素はすべて含まれています。
Asset Browser および Viewer ウィンドウを使用して、シーンに要素を表示したり追加したりできます。Viewer ウィンドウにはシーン内のすべてのモデルおよび要素が示され、別のカメラ ビューを選択したりアニメーションを作成したりできます。
シーン A. ライト B. カメラ C. モデル
テクスチャ、マテリアル、およびシェーダをシーン内のモデルに適用して、外観の質を高めることもできます。詳細については、「サーフェス」および「シェーダ」を参照してください。
3D シーンとは、3D モデルが存在する環境のことです。3D シーンの操作とアニメーションの設定は Viewer ウィンドウで行います。シーンには、寸法とリミットを持つグリッドを設定できます。Viewer ウィンドウで行える作業には、モデルの読み込み、選択、変換、コピー、微調整、アニメートなどがあります。