次の Chain IK コンストレイン設定は、Properties ウィンドウにのみ表示されます。
アセット リストを使用して First Joint を選択します。最初のノードまたは IK チェーンのルート。これは Chain IK コンストレイン設定の First Joint セルと同じ設定です。
アセット リストを使用して、IK チェーンの最終ノードとなる End Joint を選択します。これは Chain IK コンストレイン設定の End Joint セルと同じ設定です。
アセット リストを使用して、IK チェーンが到達しようとするオブジェクトである Effector を選択します。これは Chain IK コンストレイン設定の Effector セルと同じ設定です。
ソルバタイプは ikRPSolver と ikSCSolver の 2 種類です。
Solver Type | 説明 |
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ikRP Solver | 極ベクトル(Pole vector)を使用およびカスタマイズできます。RP とは“Rotation Plane”(回転プレーン)の略です。極ベクトルまたは Pole オブジェクトを使用してチェーンに方向を与えます。エフェクタ オブジェクトをスケーリングしても、コンストレインされたオブジェクトは変更されません。 |
ikSC Solver | ボーン チェーンの方向を調整できます。SC とは“Single Chain”(単一のチェーン)の略です。極ベクトル(Pole vector)または Pole オブジェクトの代わりに、エフェクタの回転を使用してチェーンに方向を与えます。エフェクタ オブジェクトをスケーリングしても、コンストレインされたオブジェクトは変更されません。 |
アセット リストを使用して、Pole Vector Object を選択します。これは Chain IK コンストレイン設定の Pole Vector Object セルと同じ設定です。
この設定を使用して、Pole オブジェクトの位置を基準として Pole をオフセットします。複数の極ベクトル(Pole Vector)オブジェクトを使用してオフセットを作成できます。詳細は、「複数の極ベクトル(Pole vector)オブジェクト」を参照してください。
極ベクトルのオフセット A. オフセットなし B. Y の値を 25°オフセットした状態
Chain IK コンストレインがチェーンの各オブジェクトの移動とスケーリング アニメーションを評価する方法を選択できます。
移動とスケーリング アニメーションの評価は、すべてのフレームで IK チェーンを事前に解決することによって実施されます。これはパフォーマンスにおいて大幅な遅延を引き起こします。
設定 | 説明 |
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Never | チェーンの移動およびスケーリング アニメーションを計算しません。これは処理が最も速い方法であり、コンストレインがチェーンの回転を計算するだけでよい場合や、チェーンが非常に複雑である場合にお勧めします。チェーンのどのオブジェクトにも移動およびスケーリング アニメーションがない場合、あるいは、ソルバの移動とスケーリング アニメーションが不要な場合に、このオプションを選択します。このオプションを使用すると、一定の高速な CPU パフォーマンスが得られます。ノードに移動またはスケーリング アニメーションがある場合は、チェーンはエフェクタに到達しません。 |
Auto | 移動またはスケーリング アニメーションの有無を検出し、チェーンが必ずエフェクタに到達するように事前に解決します。このオプションが、既定の設定です。このオプションを選択すると、移動とスケーリング アニメーションの検出状況に応じて再生時のレンダリング パフォーマンスが変化する場合があります。 |
Always | チェーンがエフェクタに到達するように、コンストレインを常に事前に解決します。一貫性があっても低速の CPU パフォーマンスを実現するには、このオプションを選択します。 |
シーンが移動とスケーリング アニメーションを持つ多数の IK チェーンを含む場合、シーンの別の部分を処理するときには Never 設定を使用して、パフォーマンスを向上させ、シーン全体を再生する場合には Always 設定を使用します。