アニメーションを修正する

 
 
 

アニメーション レイヤを使用すれば、オリジナルのアニメーションを上書きすることなく、アニメーションの動きを加減するなど、アニメーションを気軽に編集できます。

たとえば、いったんアニメーションのラフ シーケンスで承認を得た後で、アニメーションに細かな仕上げを加える必要があるとします。その場合は、アニメーション レイヤを使用して、承認済みのアニメーションを編集できないようにロックした状態で保持しながら、別のレイヤでディテールを加えていきます。

以下の手順は、アニメーション レイヤを使用してアニメーションを修正する場合の一般的なワークフローです。

アニメーションを修正するには:

  1. アニメーションとアセットが保存されているシーンをロードします。このアニメーションは BaseAnimation レイヤに含められます。
  2. アニメーション レイヤ エディタで AnimLayer1 (シーンに既定で作成される空のレイヤ)を選択するか、新しいレイヤを作成します。

    新しく作成したレイヤは、BaseAnimation レイヤの上に表示されます。

  3. Key Controls でキーイング モードを選択し、アニメートするプロパティを選択します。

    たとえば、オブジェクトの Translation プロパティのみを修正したい場合は、Key Controls ウィンドウで T キーイング モードを選択します。

  4. シーンで、アニメーションを修正したいオブジェクトを選択します。

    オリジナルのアニメーションがマルチレイヤ化されていない場合は、アニメーション レイヤ エディタで BaseAnimation レイヤを選択すると、Transport Controls にアニメーションのキーフレームが表示されます。

  5. キーフレームを設定したいレイヤを選択します。
    注:既定では、レイヤは Additive モードに設定されます。レイヤ モードによって、各レイヤ上に設定されたキーフレームがどのように BaseAnimation レイヤのオリジナルのアニメーションに作用するかが違ってきます。この時点でレイヤ モードを選択することもできますが、後で変更してもかまいません。「アニメーション レイヤのモード」を参照してください。
  6. 通常どおりにオブジェクトをアニメートします。「オブジェクトをアニメートする」を参照してください。

    キーフレームを設定すると、アニメーション レイヤ上に新たなキーフレームが設定されます。

  7. 必要に応じてレイヤ モードを変更しながら、アニメーションを完成させます。「アニメーション レイヤのモード」を参照してください。
  8. シーンで最終的なアニメーションを再生して、レイヤでのアニメーションの修正結果を確認します。
  9. アニメーション レイヤ コントロールを使用して(たとえば、レイヤの Mute ボタンを切り替えて)、修正前と修正後のアニメーションを比較します。「アニメーション レイヤをミュート、ソロ化、ロックする」を参照してください。
  10. (オプション)アニメーションを思いどおりに修正できたら、レイヤ構造のアニメーションと BaseAnimation レイヤのオリジナルのアニメーションをマージして、結果を保存します。「アニメーション レイヤをマージする」および「アニメーション レイヤを保存、書き出する」を参照してください。