クロスプラットフォーム アプリケーションの開発フレームワーク。GUI プログラムの開発に広く利用されているほか(この場合は、ウィジェット ツールキットと呼ばれます)、コンソール ツールやサーバといった非 GUI プログラムの開発にも使われています。
Qt は C++ をベースとしており、コンパイル前に標準の C++ コードを生成するプリプロセッサを追加することで、標準以外のいくつかの拡張機能を実装できます。Qt はあらゆる主要プラットフォームに対応しているほか、世界中でサポートされています。非 GUI 機能としては、SQL データベース アクセス、XML 構文解析、スレッド管理、ネットワーク サポート、ファイル処理用の統合クロスプラットフォーム API などが挙げられます。
Qt が使われているアプリケーションの代表例が、KDE、Opera、Google Earth、Skype、Qtopia、Photoshop Elements、VirtualBox、OPIE などです。また、Qt はさまざまなプログラミング言語でも使用されており、Ada (QtAda)、[3] C# (Qyoto/Kimono)、[4] Java (Qt Jambi)、[5] Pascal、Perl、PHP (PHP-Qt)、Ruby (RubyQt)、Python (PyQt)などのバインディングがあります。