アセンブリ リプリゼンテーション

 
 
 

アセンブリ リプリゼンテーションは、現在のタスク要件に基づいて、シーン内外で入れ替えができるプロダクション アセットの置き換えデータです。

ショット シーケンスやシーンのレイアウトなど、シーンで達成する必要があるすべての作業で、対応するほとんどのバージョンのプロダクション アセットを瞬時に置き換えることができます。たとえば、複雑なテーブル設定でシーンをレイアウトするときに、単純なロケータやキャッシュされたオブジェクトを使用して皿やナイフやフォークなどの食器類を表現することができるようになり、作業中にパフォーマンスの向上をすぐに確認できます。

リプリゼンテーションには、ロケータ、キャッシュ、シーンの 3 つのタイプがあります。各プロダクション アセットには、各タイプのマルチ レプリゼンテーションを含めることができます。一度にアクティブ化できるアセットのリプリゼンテーションは 1 つのみです(「アクティブ リプリゼンテーションの切り替え」も参照)。

ヒント:オブジェクトをバウンディング ボックスに変換してアセンブリ リプリゼンテーションとして使用することもできます。「バウンディング ボックスをリプリゼンテーションとして使用する」を参照してください。

アクティブ リプリゼンテーションの状態がシーンに保存されます。シーンをもう一度開くと、最後のアクティブ リプリゼンテーションが自動的にロードされます。

ロケータ リプリゼンテーション(Locator representations)

ロケータ リプリゼンテーションは、空間のポイントをマークする標準的な Maya ロケータ オブジェクトです。ロケータ リプリゼンテーションは既定のリプリゼンテーション タイプであり、アクティブ化するとプロダクション アセットのピボット ポイントに表示されます。

キャッシュ リプリゼンテーション

キャッシュ リプリゼンテーションは、Maya GPU キャッシュ オブジェクトのような、キャッシュ バージョンのAlembic ベースのプロダクション アセットです。キャッシュ リプリゼンテーションは、編集不能で高速ロードが可能なバージョンです。オブジェクトは、キャッシュ リプリゼンテーションとして追加する前に Alembic キャッシュに保存する必要があります。

Alembic ベースのキャッシュの詳細については、「パイプライン キャッシュの概要」および「パイプライン キャッシュ(Pipeline Cache)」を参照してください。

シーン リプリゼンテーション

シーン リプリゼンテーションは、完全にレンダリング可能なプロダクション アセットのジオメトリが含まれた .ma または .mb シーン ファイルです。シーン リプリゼンテーションがアクティブな場合、オブジェクトの階層がアウトライナ(Outliner)に表示されます。

注: Maya シーン アセンブリ API を使用してカスタム アセンブリ リプリゼンテーションを作成することができます。 詳細については、Maya API マニュアルの MFnAssembly クラスを参照してください。

関連項目