既定のシェーダ(lambert1)を変更したファイルを参照する場合、これらの変更よりも親ファイルの既定のシェーダが優先されます。これを回避するには、子ファイルに新規シェーダを作成して、既定のシェーダではなくこの新規シェーダを割り当てます。
共有シェーディング ネットワークを使用して現在のシーンにファイル リファレンスを設定すると、リファレンス対象シーンのシェーディング ネットワークは現在の シーンのシェーディング ネットワーク(すべてのリファレンスのシェーディング ネットワークを含む)と結合されます。 このため、シーン全体(リファレンスを含む)で同じシェーディング ネットワークを使用する場合にシェーディング ネットワークを複製しないようにします。
シェーディング ネットワークを共有できるのは、シェーディング ネットワークが等しい場合だけです。 Maya が 2 つのシェーディング ネットワークを同等とみなすのは、シェーディング グループから上流に向かって、シェーディング ネットワークに含まれるすべてのノードが同じ名前とタイプを持つ場合だけです。
シェーディング ネットワークを共有するためには、シェーディング ネットワーク内の各ノードの名前とタイプが同じでなければなりませんが、各ノードの実際の値は考慮されません。 そのため、子シーンのノードの値(たとえば、青)と親シーンのノードの値(たとえば、赤)が異なっていても、名前とタイプが一致する限り、これらのノードは同一であるとみなされます。
ただし、一部のシェーディング ネットワークは共有できません。 それらは次のとおりです。
シェーディング ネットワークにこれらのうちのいずれかが現れると、共有シェーディング ネットワークが有効でも、ファイルを参照する際にネットワークは共有されません。
また、シェーディング ネットワークの下流に存在する項目も共有されません。 共有される項目は、シェーディング ネットワークの上流にある項目だけです。
シェーディング ネットワークに追加され、その後に共有されるダイナミック アトリビュートは、同じアトリビュートが共有前に共有される各シェーディング ネットワーク上で作成されなければ、失われる可能性があります。