ヘア システムのヘアをそれ自体または他のオブジェクトと衝突させることができます。ヘアと衝突させるオブジェクトを設定する代わりに、またはそれに付け加えて、黙示的な衝突オブジェクトの役割を果たすヘアのコンストレイントを使用することもできます。これらの黙示的な衝突オブジェクトはシェルではなく空間領域であるため、ヘアがサーフェスにくっつくような場合に便利です。また、衝突の作成(Make Collide)などの衝突オプションはヘア システム全体に影響を与えますが、特定のヘア カーブに影響を与える衝突オブジェクト コンストレイントを設定することもできます。衝突コンストレイントとジオメトリを使った衝突を組み合わせると、衝突オブジェクトのサーフェスの精度を維持しつつ、強い衝突を作成できます。衝突球(Collide Sphere)および衝突立方体(Collide Cube)を使用した暗黙的な衝突オブジェクトの詳細については、ヘア コンストレイントのセットアップを参照してください。
衝突させたサーフェスにヘアがくっついてしまった場合は、次のことを考慮してください。
束の幅(Clump Width) X 束の幅(Clump Width)スケール + ヘアの幅(Hair Width) + 衝突の幅のオフセット(Collide Width Offset)
衝突の幅のオフセット(Collide Width Offset)を絶対値の大きなマイナスの数(たとえば、-1000)にすれば、衝突の幅はいつでもゼロになります。これにより、ヘアのまとまりが半ばサーフェスに埋まります。しかし、ヘアはサーフェスを通り抜け難くなります。
うまく衝突しない場合は、ヘア システムのアトリビュート エディタ(Attribute Editor)で衝突(Collide)がオンになっていることを確認します。
ヘアが衝突オブジェクトを突き抜けてしまう場合は、以下を試してみてください。