スプライン(Spline)アトリビュート

プリミティブタイプ: ディスクリプションが生成するプリミティブの種類をコントロールします。

スプライン(Splines): スプライン(Spline)プリミティブとは、2 つまたはそれ以上のセグメントで構成されるカーブです。毛皮、単純な固い形状、および長い髪や巻き毛のような複雑な帯状の形状に、スプラインを使用します。
球(Sphere): 球(Sphere)プリミティブは、コントロールできる長さ、幅、奥行きを持つ球体を定義します。
カード(Cards): カード(Cards)プリミティブは、中央のパッチにアタッチされている NURBS パッチを定義します。
アーカイブ(Archive): アーカイブ(Archive)プリミティブは、汎用のアトリビュートを使用することで XGen アーカイブファイル(.xarc)によって指定される Alembic ベースのジオメトリをインスタンス化します。

「カスタムアーカイブプリミティブ」を参照してください。

次を使用してコントロール(Control using): プリミティブのアトリビュート(Attributes)またはガイド(Guides)がディスクリプションのグルーミングをコントロールするかどうかを設定します。(グルーミングできるスプラインは、グルーミングツールで作成されたアトリビュートとイメージマップによりコントロールされます)。

ガイド(Guides): 選択すると、ガイドによってプリミティブの位置と形状がコントロールされます。ガイドでは、関連付けられているプリミティブの配置と形状を、補間アルゴリズムを使用して計算します。「ガイド」を参照してください。
アトリビュート(Attributes): 選択されたときに、アトリビュートとエクスプレッションを使ってプロシージャ上でグルーミングが行われます。処理後のプリミティブの配置または形状作成に使用されるガイドまたはガイド補間はありません。「アトリビュートとエクスプレッションを使用してプリミティブをコントロールする」を参照してください。

アトリビュートの CV 数(Attr CV Count): アトリビュートコントロールで各スプライン(Spline)にある制御点(CV)の数を設定します。既定では、開始、中間、終了のポイントのみがあり、これで 1 回のベンドが可能です。この数字を増やすと、制御するベンドパラメータを追加することができます。
モディファイアの CV 数(Modifier CV Count): このディスクリプションにモディファイア(Modifiers)を適用した場合、スプラインにさらに高いベンドの柔軟性が必要な場合があります。これにより、各スプラインがモディファイアスタックで使用できる制御点(CV)の数が設定されます。
CV の均一化(Uniform CVs): CV が長さに沿って均等な間隔で配置されるように、スプラインをパラメータ再設定します。これは、長いヘアの場合はオフにし、それ以外の場合はオンのままにします。
長さ(Length): カーブに沿って長さをコントロールします。

次を使用してコントロール(Control using)がアトリビュート(Attribute)に設定されている場合は、この値によってプリミティブの長さが設定されます。次を使用してコントロール(Control using)がガイド(Guides)に設定されている場合は、長さ(Length)がガイドの長さに基づいてプリミティブの長さをスケールします。
幅(Width): カーブの断面の幅として、スプライン(Spline)の幅をコントロールします。

次を使用してコントロール(Control using)がアトリビュート(Attribute)に設定されている場合は、この値によってプリミティブの幅が設定されます。次を使用してコントロール(Control using)がガイド(Guides)に設定されている場合は、幅(Width)がガイドの幅に基づいてプリミティブの幅をスケールします。
テーパ(Taper): 根元を基準に各スプラインの先端の幅をコントロールします。値が正なら、先端の幅が根元よりも狭くなり、値が負なら、先端が根元よりも広くなります。
テーパ開始(Taper Start): スプラインの幅のテーパをどこから始めるかをコントロールします。テーパ開始(Taper Start)は、0.0 (根元)～1.0 (先端)の範囲です。
U のティルト(Tilt U): サーフェスの法線から遠ざかるようにプリミティブを傾けます。0 (ゼロ)はティルトなし、1.0 は 90 度のティルトです。
V のティルト(Tilt V): サーフェスの法線から遠ざかるように、ただし U のティルト(Tilt U)に対して直角に、プリミティブを傾けます。
N のティルト(Tilt N): U のティルト(Tilt U)と V のティルト(Tilt V)でプリミティブがサーフェスの法線から遠ざかる程度を拡大します。U のティルト(Tilt U)と V のティルト(Tilt V)が 0 の場合、N のティルト(Tilt N) には効力がありません。
N の周囲(Around N): サーフェスの法線を中心にしてプリミティブの向きを回転します。このベクトルは、バンプ(Bump)、V のティルト(Tilt V)、およびV のティルト(Tilt V)の影響を受けません。

これは、U のティルト(Tilt U) 、V のティルト(Tilt V)、U のベンド(Bend U)または V のベンド(Bend V)によってスプラインが曲げられるか傾くまでは、その効果が現れません。
ベンドパラメータ[0] (Bend Param[0]): スプラインに沿ったどの位置で曲げが起きるかを制御します。範囲は、0.0 (スプラインの根元)～1.0 (先端)です。ベンドのコントロールの組み合わせが、根元と先端に加えて、各カーブの CV に対して作成されます。
U のベンド[0](Bend U[0]): 対応する CV でのスプラインの曲がり具合をコントロールします。0 (ゼロ)はベンドなし、1.0 は 90 度のベンドです。
V のベンド[0](Bend V[0]): 対応する CV に対して直角にスプラインが曲がる程度をコントロールします。0 (ゼロ)はベンドなし、1.0 は 90 度のベンドです。
オプション(Options)

幅の表示(Display Width): オンにすると、Maya のシーンビュー内にスプラインの幅とテーパが表示されます。スプラインの幅がポリゴンストリップとして表示されます。
カメラに向く(Face Camera): オンにすると、各プリミティブがその平坦な側が可能な限りカメラに向うように回転します。これは、幅の表示(Display Width)がオフの場合は、その効果が現れません。

スプラインの場合は、これによって、幅の断面が常にカメラに対して垂直になるように設定されます。カメラに向く(Face Camera)は、スプラインのポーズには影響しません。断面のみに影響します。幅の断面は、設定しないと、各ジョイントのベンド方向に直交するように設定されます。
チューブシェード(Tube Shade): 平坦ではなく円筒状に見えるようにプレビューのスプラインを表示します。チューブシェード(Tube Shade)はビューポート 2.0 でのみ動作し、最終レンダリングには影響しません。

ガイドツール(Guide Tools)

リビルド(Rebuild): ガイドの形状を変更せずに、決まったスパン数でガイドを再生成します。ガイド(Guide)をクリックして、ガイドのリビルド(Rebuild Guides)ウィンドウを開き、ガイドを再生成するためのスパン数を指定します。
正規化(Normalize): スパンが均等な間隔になるようにガイドを再生成します。

長さの設定(Set Length): ガイドの長さの設定(Set Guide Length)ウィンドウで設定した値に基づいてガイドを再生成します。
チューブグルーム(Tube Groom): チューブベースのグルーム(Tube Based Grooming)ウィンドウが開きます。このウィンドウでは、Maya のポリゴン円柱オブジェクトを使ってスプラインの束エフェクトを作成することができます。