実世界では、ライトの輝度は光源で最大となり、光源から離れるにつれて減少、つまり減衰します。Maya では、減衰(Decay)をオンに設定している場合のみの輝度を減衰させることができます(減衰率(Decay Rate)を参照)。ただし、ライトのカラーは光源からの距離に関係なく同一です。
Maya では、プリセットの輝度減衰率は減衰率(Decay Rate)アトリビュートを選択して設定します。通常は、プリセットの輝度減衰率でほとんどのライトの光学エフェクトを作成することができます。ただし、必要に応じて特別な輝度減衰率を作成することもできます。
実世界では見られない減衰エフェクトを作成することも可能です。独自の強度カーブ(Intensity Curve)を使用して光源から離れるほどスポットの輝度を高くすることができます。また独自のカラー カーブ(Color Curve)を使用してスポット ライトの距離にしたがってカラーを変更することができます。
強度カーブとカラー カーブは、ライトの輝度とカラーの距離による変化をグラフィカルに表現したものです。これらを表示するために、グラフ エディタ(Graph editor)を使用することができます。縦軸は輝度またはカラーの強度を示し、横軸は光源からの距離を示します(強度カーブとカラー カーブは、アニメーション カーブの横軸が時間を表す点を除けば、アニメーション カーブに似ています)。