ラップ デフォーマのデフォメーション エフェクトは、次のセクションに記載された方法で編集することができます。
ラップ インフルエンス オブジェクトを移動、回転、スケールする
ラップ インフルエンス オブジェクトを操作して、デフォメーション エフェクトを生成することができます。
ラップ インフルエンス オブジェクトをグループ化している場合は、グループ ノードを移動、回転、スケールしてもデフォメーション エフェクトは生成されません。これは、ベース オブジェクトが、ラップ インフルエンス オブジェクトと同じグループ内に配置されているためです。Maya では、ラップ インフルエンス オブジェクトとベース オブジェクト間の差によって、デフォメーション エフェクトが決まるため、デフォメーション エフェクトを生成する場合は、ラップ インフルエンス オブジェクトを個別に操作する必要があります。すべてのラップ インフルエンス オブジェクトをまとめて操作する場合は、新しいグループを作成してラップ インフルエンス オブジェクトだけを含めます。または、既存のグループからベース オブジェクトのグループ化を除去することもできます。それには、ベース オブジェクトを選択した後、編集 > ペアレント化解除(Edit > Unparent)を選択します。
ラップ インフルエンス オブジェクトのポイントを操作して、さらにデフォメーション エフェクトを生成することができます。たとえば、NURBS ラップ インフルエンス オブジェクトの 1 つまたは複数の CV を移動したり、複数の CV を回転、スケールして、デフォメーション エフェクトを生成することができます。
NURBS ラップ インフルエンス オブジェクトのチャネルを編集する
ラップ インフルエンス オブジェクトとして作用する NURBS カーブまたは NURBS サーフェスには、ドロップオフ(Dropoff)とラップのサンプル(Wrap Samples)の 2 つのアトリビュートが追加されます。チャネル ボックス(Channel Box)を使用すると、これらのチャネルを最も簡単に編集できますが、これらのアトリビュートは、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)ではラップ インフルエンス オブジェクトのトランスフォーム(Transform)ノードのタブにある追加のアトリビュート(Extra Attributes)セクションの下にもリストされます。
ポリゴン ラップ インフルエンス オブジェクトのチャネルを編集する
ラップ インフルエンス オブジェクトとして作用するポリゴン サーフェスには、ドロップオフ(Dropoff)、平滑性(Smoothness)、インフルエンス タイプ(Influence Type)の 3 つのアトリビュートが追加されます。チャネル ボックス(Channel Box)を使用すると、これらのチャネルを最も簡単に編集できますが、これらのアトリビュートは、ラップ インフルエンス オブジェクトのアトリビュート エディタにある追加のアトリビュート(Extra Attributes)タブの下にもリストされます。
ラップ デフォーマを作成した後は、いつでもラップ インフルエンス オブジェクトを追加することができます。
ラップ インフルエンス オブジェクトを除去する場合は、ラップ インフルエンス オブジェクトという役割のみを除去することになります。オブジェクト自体は除去しません。
最大距離(Max Distance)オプション、チャネル、アトリビュートを使用して、ラップ デフォーマのパフォーマンスを改善することができます。詳細については、チャネル ボックス(Channel Box)でラップ デフォーマ チャネルを編集するには、アトリビュート エディタでラップ デフォーマ(Wrap Deformer)アトリビュートを編集するには、デフォーマの作成 > ラップ(Create Deformers > Wrap)を参照してください。
