バリア コンストレイントを作成する

 
 
 

バリア(Barrier)コンストレイントは、リジッド ボディの重心がそこから先へは移動しない非常に大きなバリア プレーンを作成します。バリア コンストレイントを使用すると、他の複数のオブジェクトをブロックするオブジェクト、たとえば、壁や床などを作成できます。

衝突エフェクトの代わりとしてこのタイプのコンストレイントを使用すると、処理時間を節約できます。ただし、オブジェクトは、バリア プレーンに当たって、折れ曲りますが、跳ね返りません。複数のオブジェクトをコンストレイントするには、オブジェクトごとにバリア コンストレイントを 1 つずつ作成する必要があります。

このコンストレイントは、単一アクティブ リジッド ボディでのみ動作します。パッシブ リジッド ボディはコンストレイントされません。

バリア コンストレイントを作成するには

  1. 動きを拘束したいリジッド ボディを選択します。
  2. ソフト/リジッド ボディ > バリア コンストレイントの作成(Soft/Rigid Bodies > Create Barrier Constraint)を選択して、オプション ウィンドウを表示します。
  3. コンストレイント タイプ(Constraint Type)バリアを選択します。
  4. 初期位置の設定(Set Initial Position)をオンにし、プレーン上の位置の初期位置(Initial Position)の X、Y、および Z 値を入力します。バリアは非常に大きなプレーンなので、その位置はリレーションシップありません。

    初期位置の設定をオンに設定しなかった場合、バリア プレーンは原点に作成され、選択されたリジッド ボディの重心に接続されます。バリア プレーンは、XZ プレーン上で、向きを設定されます。

  5. バリア プレーンの初期向きを設定したい場合は、初期位置(Initial Orientation)の X、Y、および Z 値(既定では度単位)を入力します。

    既定では、バリア プレーンは、XZ プレーン上で、向きを設定されます。

    ヒント:

    コンストレイントの作成後に、移動(Move)ツールと回転(Rotate)ツールを使用すると、ワークスペース内でその位置と向きを変更できるので便利です。

  6. コンストレイント オプションウィンドウで作成(Create)をクリックします。

    ワークスペース内で、バリア プレーンの位置に四角いアイコンが表示されます。

    バリア プレーン アイコンから突き出た垂線は、プレーン サーフェスの法線方向を示します。リジッド ボディの動きは、サーフェスのこの側面にのみ拘束されます。

    コンストレイントを作成後に変更する場合は、コンストレイントを編集するを参照してください。