スムーズ スキンのバインド

 
 
 

スムーズ スキンのバインド作業には、スムーズ バインド オプションの設定、スキンのバインド、そしてスケルトンを動かすことによるバインドの確認があります。

スキンをバインドするには

(必要なスムーズ バインド オプション(Smooth Bind Options)が既に設定されている場合は次のステップを実行します。)

  1. 1 つまたは複数の変形可能オブジェクトを選択して、スケルトンのルート ジョイントまたは手足の親ジョイントを選択します。
  2. スキン > スキンのバインド > スムーズ バインド(Skin > Bind Skin > Smooth Bind)を選択します。

バインド オプションを設定してからスキンをバインドするには

  1. スケルトンまたはジョイントを選択し、次にバインドする変形可能オブジェクトを選択します。
  2. スキン > スキンのバインド > スムーズ バインド(Skin > Bind Skin > Smooth Bind) > を選択します。
  3. 表示されるスムーズ バインド オプション(Smooth Bind Options)で、次の操作を実行します。
    • バインド方法(Bind Method)を設定して、最初のスキニング時に近接スキン ポイントにジョイントをどのように作用させるかを指定します。最初のスキン ポイント ウェイトに対するこれらのオプションの影響の詳細については、スムーズ スキニングのバインド方法を参照してください。
    • 使用するスキニング方法(Skinning Method)を選択します。

      たとえば、リニア スキニングとデュアル クォータニオン スキニングをブレンドしてウェイトをペイントするには、ブレンドしたウェイト(Weight Blended)を選択します。ブレンド スムーズ スキニング方法も参照してください。

    • 最大インフルエンス数(Max Influences)値を設定して、スムーズ スキン ポイントに対して影響するジョイントの数を指定します。

      一般的には、キャラクタの特定のスムーズ スキン ポイントに対して影響するジョイントの数は最大で 4 ~ 5 です。

    • ドロップオフ率(Dropoff Rate)を設定して、ジョイントからの距離によってどれだけウェイト値が変化するかを指定します。

      (スキンをバインドするときは、すべての選択されたジョイントにドロップオフ率(Dropoff Rate)が適用されます。特定のポイントに対する各ジョイントのインフルエンスは、スキン ポイントとジョイントの距離によって変化します。)

    • 必要に応じて他のスキニング オプションを設定します。
  4. スムーズ バインド オプション(Smooth Bind Options)が終了したら、スキンのバインド(Bind Skin)をクリックします。

    保存(Save)をクリックして、スキンのバインドを行わずに、設定したオプションを保存することもできます。

熱拡散テクニックに基づいてスキンをバインドし、初期ウェイトを設定するには

注:この方法はポリゴン メッシュにのみ有効です。この方法では、ゼロ長のエッジや 3 つ以上のフェースで共有されているエッジなど、不適切な形をしたフェースがあるメッシュに対する解決方法を見つけることはできません。
  1. バインドするジョイントとメッシュを選択し、スキン > スキンのバインド > スムーズ バインド(Skin > Bind Skin > Smooth Bind) > を選択します。
  2. スムーズ バインド オプション(Smooth Bind Options)で、バインド方法(Bind Method)ヒート マップ(Heat Map)に設定します。
    注:ヒート マップ(Heat Map)バインド中には、メッシュの内部に定義されたインフルエンス オブジェクトだけが熱を放出します。たとえば、メッシュの外に伸びる終了ジョイントを持つスケルトンにバインドすると、その終了ジョイントはバインド中にウェイトを受け取りません。また、メッシュもまったく影響を受けません。ただし、ボーンがメッシュを貫通するがそのジョイント オブジェクトはメッシュを貫通しないというケースでは、親ジョイントがメッシュの外にあっても、ボーンから放出されるすべてのインフルエンスが親ジョイントに渡されます。
  3. ヒートマップ減衰(Heatmap falloff)スライダを調整して、選択したインフルエンス オブジェクトの周囲のウェイトのドロップオフをコントロールします。

    これにより、ヒート マップ バインド時にメッシュ全体の小さいウェイト スプレッドの量を減らすことができます。

    既定では、ヒートマップ減衰(Heatmap falloff)は 0 に設定されます。この値では、スムーズなスキニング結果が生成されますが、メッシュ サーフェスをはるかに超えて小さなウェイトが広がる可能性があります。1 に近い値を設定すると、急速な減衰が起き、ウェイトがインフルエンス オブジェクト近くに保持され、小さなウェイトの拡散が限定されます。

  4. スキンのバインド(Bind Skin)をクリックします。

関連項目