Maya には、複雑なシーンを管理するための多くの構成機能が整理して提供されています。これらの機能には、高密度シーンでの選択に役立つ、作業中のシーン アイテムを直接整理する、シーンをより小さなパーツに分割する、パフォーマンスを向上するなどのツールが含まれています。
複雑なシーンでは、ジオメトリがオーバーラップしてビューを妨げる可能性があるためアイテムを選択するのが難しくなります。Maya には、このプロセスを簡素化するための多くの方法が存在します。
表示 > オブジェクト(Show > Objects)を使用すると、アウトライナに表示されるノードをポリゴン(Polygons)、NURBS、ライト(Lights)などのさまざまな分類でフィルタをかけられます。異なる分類の組み合わせで表示することができます。同じ基準で再度ソートする必要がある場合、エントリの作成(Create Entry)オプションを使用してフィルタを保存できます。
選択項目の分離表示は、一連のコンポーネントを選択して表示 > 選択項目の分離表示 > 選択項目をビュー(Show > Isolate Select > View Select)を選択することで使用できます。
ピック チューザ(Pick chooser)をオンにするには、ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス(Window > Settings/Preferences > Preferences)の設定 > 選択項目(Settings > Selection)セクションでピック チューザ(Pick chooser)オプションを選択します。
選択項目の優先順位は、ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス(Window > Settings/Preferences > Preferences)の設定 > 選択項目(Settings > Selection)セクションで変更することができます。
シーン内で関連するオブジェクトをまとめて関連付けることができます。これは、複数の方法で実現可能です。
複雑なシーンで作業中に、インタラクティブ パフォーマンスが遅くなる場合があります。この問題に対処する方法は複数あります。
既定のマテリアルは、シェーディング > 既定のマテリアルの使用(Shading > Use default material)を選択してオンにできます。
インタラクティブ シェーディング(Interactive Shading)は、シェーディング > インタラクティブ シェーディング(Shading > Interactive Shading)を選択してオンにします。
多数のジオメトリを含むシーンには、大容量のハード ディスクが必要です。Maya では、既存のオブジェクトを複製するオプション、またはシーンを分割してファイル サイズを小さく保つのに役立つオプションを提供しています。