剛性 nCloth シェルを作成する

 
 
 

nCloth メッシュを構成する個々のポリゴン シェルに、剛性(Rigidity)デフォームの抵抗(Deform Resistance)を適用できます。ポリゴン シェルの使用(Use Polygon Shells)アトリビュートを使用すると、各シェルの剛性(Rigidity)デフォームの抵抗(Deform Resistance)によりシェルを個別のリジッド オブジェクトとして動作させることができます。

ポリゴン シェルの使用(Use Polygon Shells)をオンに設定した場合、各シェル内に自己衝突は存在しません。個々のシェルの剛性を保持するには、nCloth オブジェクトの剛性(Rigidity)デフォームの抵抗(Deform Resistance)に十分な値を設定します。小さいシェルの場合、剛性(Rigidity)またはデフォームの抵抗(Deform Resistance)に大きい値を設定する必要があります。

剛性 nCloth シェルのシミュレートには、結合したポリゴン オブジェクトを使用する、ペイント エフェクト ストロークを使用するという 2 つの一般的なワークフローがあります。

結合したポリゴンから剛性 nCloth シェルを作成するには

  1. 個々のポリゴン オブジェクトをモデリングします。
  2. メッシュ > 結合(Mesh > Combine)を使用して、オブジェクトを単一メッシュに結合します。
  3. nMesh > nCloth の作成(nMesh > Create nCloth)を選択して、結合したポリゴン オブジェクトを nCloth に変換します。
  4. nClothshape ノードのアトリビュート エディタ(Attribute Editor)ダイナミック プロパティ(Dynamic Properties)セクションで、剛性(Rigidity)またはデフォームの抵抗(Deform Resistance)を目的の正の値に設定します。詳細については、剛性(Rigidity)デフォームの抵抗(Deform Resistance)を参照してください。
  5. ポリゴン シェルの使用(Use Polygon Shells)をオンに設定します。詳細については、ポリゴン シェルの使用(Use Polygon Shells)を参照してください。

    シミュレートすると、各シェルは個別の剛性 nCloth オブジェクトとして動作します。

ペイント エフェクト ストロークから剛性 nCloth シェルを作成するには

  1. ペイント エフェクト ブラシを選択し、シーンでストロークを作成します。
  2. 修正 > 変換 > ペイント エフェクトをポリゴンに(Modify > Convert > Paint Effects to Polygons)を選択して、ペイント エフェクトストロークをポリゴン オブジェクトに変換します。

    各ペイント エフェクト ストロークが個別のポリゴン オブジェクトに変換されます。

  3. 前述の手順 3 ~ 5 に従い、ポリゴンを nCloth オブジェクトに変換して nCloth アトリビュートを設定します。

関連項目