ファイル > すべて書き出し(File > Export All)、選択項目の書き出し(Export Selection)

一般的なオプション

ファイルタイプ(File Type): シーン書き出しに使用するファイルタイプを指定します。選択されたファイルタイプによって、どの書き出しオプションが書き出しオプション(Export Options)ウィンドウに表示されるかが決まります。
既定のファイル拡張子(Default File Extensions): オンにすると(既定)、選択されたファイルタイプ(File type)の拡張子が付いたファイルを書き出します。

リファレンスオプション(Reference Options)

ファイルリファレンスを含むシーンの書き出しオプションを指定します。

リファレンスの保持(Preserve References): リファレンスの保持(Preserve Reference)がオンになっている場合、書き出されたファイル内のリファレンスは保存されます。オフになっている場合、すべてのリファレンスがファイルへ書き出されます。つまり、リファレンスというより、むしろシーン内のオブジェクトになります。既定はオフです。
ロードされていないプロキシを書き出し: 現在のシーンに関係付けられたロード解除済みプロキシファイルを書き出します。
リファレンスのみ維持(Keep only a reference) (選択項目の書き出し(Export Selection)のみ): シーンで選択されたオブジェクトをリファレンスファイルとして書き出し、これらのオブジェクトを指定されたネームスペースオプション付きで現在のシーンにロードし直します。
ネームスペースの使用(Use Namespaces): 指定するネームスペース付きでリファレンスを書き出します。ネームスペースとはを参照してください。

付加するプリフィックス(Prefix with)

ネームスペースの生成方法を指定します。

ファイル名: リファレンスファイル名がオブジェクトネームスペースの先頭に追加されるように指定します。
文字列指定: テキスト文字列がオブジェクトネームスペースの先頭に追加されるように指定します。

含めるオプション

下記の入力を含める

これらの特定ノードタイプの書き出しを有効化または無効化するには、次の項目をオンまたはオフに切り替えます。

ヒストリ(History)
チャネル(Channels)
エクスプレッション(Expressions)
コンストレイント(Constraints)

テクスチャ情報を含める(Include Texture Info)

オンにすると、テクスチャイメージは書き出しに含まれます。

ファイルタイプ特有のオプション(File Type Specific Options)

ノードのアトリビュートにフルネームを使用(Use full names for attributes on nodes)

フルネームを使用するかどうかを切り替えます。

注:

選択項目を書き出すと、選択したノード自体に加え、接続されている次のノードも書き出されます。

選択したノードの親
ブラインドデータテンプレートノード
ライトリンカーノード

Maya のネイティブファイル(.ma および .mb)のオプション

Maya ASCII (.ma)および Maya Binary (.mb)フォーマットの場合、すべて書き出し(Export All)のオプションはファイル > シーンを別名で保存(File > Save Scene As)のオプションと同じです。

注:mayaAscii および mayaBinary ファイルフォーマットだけが、シーン内部に含まれている情報をすべて保持します。書き出しオプションウィンドウを使用して書き出しの出力フォーマットを設定すると、現在およびその後の書き出し操作の既定の書き出しフォーマットが変更されます。出力フォーマットを mayaAscii または mayaBinary 以外に設定し、そのフォーマットを使用して書き出し、次いでそのファイル全体を保存せずに終了すると、データが失われる恐れがあります。

書き出しファイルブラウザで書き出しタイプを常にチェックして、予定したファイルフォーマットを使用してファイルを書き込むようにしてください。

mental ray (.mi)ファイルオプション

ファイル > すべて書き出し(File > Export All)、選択項目の書き出し(mental ray) (Export Selection (mental ray))を参照してください。

move ファイルのオプション

アトリビュート(Attributes): アトリビュート(Attributes)フィールドにアトリビュートの名前を入力して追加(Add)ボタンをクリックし、読み込みまたは書き出し時に使用するアトリビュートのリストに、そのアトリビュート名を追加します。すでにリストにアトリビュート名がある場合は、同じアトリビュート名は作成されません。特定のアトリビュートを除去するには、アトリビュートの名前を入力して除去(Remove)ボタンをクリックします。一度に複数のアトリビュートを追加する場合は、アトリビュート名をスペースで区切って入力します。
チャネルボックスから(From Channel Box): チャネルボックスから(From Channel Box)をクリックして、Maya で選択しているすべてのオブジェクトを、そのオブジェクトの選択順に基づいてチャネルボックス(Channel Box)で選択されているチャネルとまとめてリストに追加します。たとえば、球と円錐を選択して、チャネルボックスで tx と sx を選択していると、読み込みと書き出し用のアトリビュートリストに sphere.tx、sphere.sx、cone.tx、cone.sx が追加されます。
選択項目の除去(Remove Selected): 選択項目の除去(Remove Selected)をクリックして、リストで選択したすべてのアトリビュートを除去します。
すべて除去(Remove All): すべて除去(Remove All)をクリックして、すべてのアトリビュートをリストから除去します。
桁数(Precision): ファイル書き出しでは、このオプションは無効です。ファイル読み込みでは、このオプションでファイルの精度を設定します。

読み込み(Import)ボタンまたは書き出し(Export)ボタンをクリックすると、move ファイルの書き込みまたは読み込みが行われ、アトリビュートリストにあるアトリビュートのみが影響を受けます。

アニメーションカーブオプション(animExport ファイルタイプ)

animExport ファイルタイプの選択を可能にして、これらのオプションを表示するには、animImportExport プラグインをロードする必要があります。 (詳細については、Maya プラグインをロード/アンロードするを参照してください。)

桁数(Precision): ファイルに保存されている数値の精度を設定します。オプションは、

Float (8) (Float): 8 桁の精度
Double (17) (Double): 17 桁の精度
カスタム(Custom): 1 ～ 18 の精度を設定

ファイル内容(File Contents): ファイル内容の設定

ノードおよびリーフアトリビュート名を使用する(Use node and leaf attribute names): これをオンにすると、クリップボード内のノードとリーフアトリビュート名がファイルに書き込まれます。

オフにすると、アトリビュートの完全名のみがファイルに書き込まれます。
冗長単位(Verbose units): 冗長単位(Verbose units)チェックボックスを選択している場合はロングネームがファイルで使用されます。選択していない場合はショートネームが使用されます。

階層(Hierarchy): 階層(Hierarchy)オプションでは、階層内のどのノードをコピーするかを指定します。

選択項目(Selected): 選択したオブジェクトのアニメーション情報のみをキー用のクリップボードにコピーします。
下位(Below): 選択したオブジェクトとその下位にあるすべてのオブジェクトのアニメーション情報をキー用のクリップボードにコピーします。

チャネル(Channels): チャネルボックス(Channel Box)で選択されたチャネルのみをコピーする場合は、このオプションを使用することができます。

すべてのキー設定可(All Keyable): 選択したオブジェクトのキー設定可能なすべてのアニメーションチャネルを、キー用のクリップボードにコピーします。
チャネルボックスから(From Channel Box): チャネルボックス(Channel Box)で選択したアニメーションチャネルのみをクリップボードにコピーします。

制御点(Control Points): ジオメトリのシェイプ(または階層でジオメトリのシェイプの上位にあるトランスフォームノード)に接続されたすべての CV、ポリゴン頂点、およびラティスポイントを一度にコピーするアクションを有効または無効にします。

通常、制御点をコピーすると、選択された制御点のみがコピーされます。この制御点オプションでは、オブジェクトのすべての制御点を一度にコピーすることができます。このオプションを選択すると、数多くの制御ポイントを使用するアニメーションを作成するときに、制御点を 1 つずつ選択してコピーする必要がありません。
シェイプ(Shapes): 関連付けられたトランスフォームアトリビュートのアニメーションと共にオブジェクトのシェイプアトリビュートのアニメーションをコピーするか、またはトランスフォームノードのアニメーションのみをコピーするかを設定します。

通常、モデリングウィンドウ内でオブジェクトを選択すると、階層でシェイプアトリビュートの上位にあるトランスフォームノードが選択されます。

たとえば、カメラ、NURBS オブジェクト、ライトなどを選択すると、関連するトランスフォームノードがコピー対象として選択されます。
タイムレンジ(Time Range): 次のオプションから選択して、選択したオブジェクトから書き出すアニメーションのセグメントを指定します。

すべて: 選択されたオブジェクトのすべてのアニメーション情報をキー用のクリップボードにコピーします。
開始/終了(Start/End): 選択されたオブジェクトのうち、開始時間(Start Time)フィールドと終了時間(End Time)フィールドで指定された範囲内のアニメーション情報のみをキー用のクリップボードにコピーします。

ヘルプイメージ(Help Images): このオプションをオンに設定すると、下記の方法(Method)オプションなどの設定がコピーのアクションに与える影響を表す図が表示されます。
方法(Method): 次のオプションから選択します。

キー(Keys): 選択された範囲内にあるキーのみをキー用のクリップボードにコピーします。
セグメント(Segments): 選択された範囲内にあるアニメーションカーブのセグメントとキーをキー用のクリップボードにコピーします。

注:
指定された開始時間(Start Time)と終了時間(End Time)のポイントにキーが存在しないようなアニメーションセグメントをセグメント(Segments)方法でコピーすると、アニメーションカーブのシェイプを保つために開始時間、終了時間のポイントに新たなキーが挿入されます。