Maya のイメージ プレーンでは、カメラのシーン ビューでリアル タイムの Z 深度合成を行えるようになりました。この Z 深度合成機能では、3D オブジェクトを深度情報でマッピングされたイメージ プレーンと共に、カメラの視野内で、より遠くに、またはより近くに配置することができます。イメージの深度値より近いオブジェクトは、その前に表示されます。イメージの深度値より離れたオブジェクトは、その後ろに表示されます。
Z 深度データは、イメージ プレーンにマッピングされた .IFF イメージ ファイルの Z チャネル内に含まれます。
Z 深度データは、イメージ プレーンのピクセルを、そのカメラに対してオフセットするために使用されます。したがって Z 深度機能は、イメージ プレーンの親カメラのみに対して機能します。他のカメラは、イメージ プレーン深度を視覚化することはできません。
既定では、イメージ ファイルが Z 深度値を含む場合も、Z 深度マップ サポートは無効になっています。Z 深度サポートを有効にするには、次のステップに従います。
指定したイメージ ファイルに Z 深度データが存在する場合は、シーン ビューに表示されます。あるいはソフトウェア レンダーに、合成された Z 深度情報があります。
パフォーマンスを最適化するには、イメージ解像度をレンダー出力解像度の整数倍に設定することをお勧めします(たとえば、イメージ解像度をレンダー出力解像度の 2.5 倍ではなく 2 倍に設定します)。そうしないと、そのイメージをレンダー領域に合わせるために、リサンプルする必要があることがあります。