スプリング（Spring）コンストレインは伸縮性のあるひもをシミュレートします。スプリング コンストレインを使用すると、ビルからバンジー ジャンプをする人といったエフェクトを作成できます。何と何の間にスプリング コンストレインを作成できるかを次に示します。

• 1 つのアクティブ リジッド ボディまたはパッシブ リジッド ボディとワークスペース内の任意の位置の間。
• 2 つのアクティブ リジッド ボディの間。
• 1 つのアクティブ リジッド ボディと 1 つのパッシブ リジッド ボディの間。

スプリング コンストレインを作成するには

1. 動きを拘束したい 1 つまたは 2 つのリジッド ボディを選択します。
2. ソフト/リジッド ボディ > スプリング コンストレインの作成（Soft/Rigid Bodies > Create Spring Constraint） を選択して、オプション ウィンドウを表示します。
3. コンストレイン タイプ（Constraint Type）でスプリングを選択します。
4. 2 つのリジッド ボディを拘束し、それらを接触時に衝突させるのではなく互いを貫通させようとする場合は、相互貫通（Interpenetrate）をオンにします。

   相互貫通をオンに設定した場合、リジッド ボディ アニメーションの再生はより高速になります。

5. 単一のリジッド ボディ上でスプリングコンストレインを使用しようとする場合は、初期位置の設定（Set Initial Position）をオンにし、コンストレインの位置の X、Y、および Z 値を入力します。

   単一のリジッド ボディをある位置にコンストレインする場合に、初期位置の設定をオンに設定しなければ、スプリング コンストレインは、リジッド ボディの重心に作成されます。

   2 つのリジッド ボディについて 1 つのスプリング コンストレインを作成した場合は、コンストレインが置かれる範囲は、一方の重心から他方の重心にまで広がります。2 つのリジッド ボディ間に設定する複数のスプリング コンストレインに対しては、初期位置の設定 オプションは無効です。

   パッシブ リジッド ボディには、Maya がスプリング（Spring）コンストレインの位置設定のためにデフォルトとして使用する重心がありますが、Maya は、パッシブ リジッド ボディのダイナミック計算ではその重心を使用しません。

6. スプリングのアトリビュートを設定するには、コンストレイン オプション（Constraint Options）ウィンドウのスプリング アトリビュート（Spring Attributes）セクションを開きます。
7. コンストレイン オプション ウィンドウで作成（Create）をクリックします。

   コンストレインを作成後に変更する場合は、コンストレインを編集するを参照してください。