パーティクル コリジョン イベント エディタ（Particle Collision Event Editor）を使用して、パーティクルが他のジオメトリと衝突するときに発生するイベントを作成できます。コリジョン イベントを使用して、新しいパーティクル オブジェクトを作成してシーンに放出させたり、パーティクルの衝突時にパーティクルを消滅させたりすることができます。パーティクルと nParticle オブジェクトのコリジョン イベントを作成できます。

また、パーティクルまたは nParticle の衝突時に MEL スクリプトを実行させることもできます。衝突時に発生するアクションは、コリジョン イベントと呼ばれます。詳細については、コリジョン イベントの MEL プロシージャを作成するを参照してください。

nParticle を使用したコリジョン イベントの詳細については、nParticle のコリジョン イベントを参照してください。

パーティクルまたは nParticle コリジョン イベントを作成するには

1. イベント ソース パーティクル オブジェクトとして使用するパーティクルまたは nParticle オブジェクトを選択します。
2. ソース パーティクルのタイプに応じて、次のいずれかを実行します。
   • クラシック パーティクル オブジェクトの場合は、ダイナミクス（Dynamics）メニュー セットでパーティクル > パーティクル コリジョン イベント エディタ（Particles > Particle Collision Event Editor）を選択します。
   • nParticle オブジェクトの場合は、nDynamics メニュー セットで nParticle > パーティクル コリジョン イベント エディタ（nParticles > Particle Collision Event Editor）を選択します。

     パーティクル コリジョン イベント エディタ（Particle Collision Event Editor）が表示されます。

3. イベントの作成（Create Event）ボタンをクリックします。

   新規イベントがイベント（Events）パネルに表示されます。

4. （任意）イベント名の設定（Set event name）フィールドに、イベントの名前を入力します。
5. 次のいずれかを実行して、イベントの頻度を指定します。
   • 各パーティクル コリジョンでイベントを実行するには、すべてのコリジョン（All Collisions）をオンにします。
   • イベントを実行するコリジョンを指定するには、コリジョン数（Collision number）を設定します。
   イベント タイプ（Event type）の下で、次の操作を実行してイベント設定を指定します。
   • 放出（Emit）またはスプリット（Split）のいずれかをオンにします。

     放出をオンにした場合は、ソース パーティクル オブジェクトはコリジョン イベント後も存続します。ターゲット パーティクルの存在時間は、オブジェクトが作成された時点で開始します。

     スプリット（Split）をオンにした場合は、ソース パーティクル オブジェクトはコリジョン イベント後に消滅します。ターゲット パーティクルは、ソース パーティクルから存在時間を継承します。

   • ランダム数のターゲット パーティクルを作成するには、ランダム数のパーティクル（Random # particles）をオンにします。詳細については、ランダム数のパーティクル（Random# Particles）を参照してください。
   • パーティクル数（Num particles）を設定して、各パーティクル コリジョンで作成するターゲット パーティクルの数を指定します。
   • ターゲット パーティクルのスプレッド（Spread）を設定します。
   • 既存のパーティクルまたは nParticle オブジェクトの名前を入力して、ターゲット パーティクル（Target particle）を指定します。パーティクル オブジェクトのシェイプ ノードの名前（particleShape または nParticleShape）か、そのトランスフォーム ノード名（particle または nParticle）のいずれかを使用できます。

     パーティクル タイプを指定しないと、ターゲットは nParticle オブジェクトになります。

6. （任意）別のコリジョン イベントを作成するには、新規イベント（New Event）をクリックします。