一定のキー削減(Constant key reducer)
 
 
 

重複しているキーを削除するには、一定のキー削減(Constant key reducer)を有効にします。重複しているキーとは、同じ値を持つキーのことです。こうしたキーは、カーブ上のフラットな水平補間と同等になります。キーの重複は、多くの場合、フィルタリング前に FCurve をリサンプルした結果として発生します。

処理前:

フィルタリング前にリサンプルした FCurve

処理後:

重複キーを削除するフィルタリング後の FCurve(しきい値の設定に基づく)

この処理では、以下の変形の各タイプごとに特定のしきい値を設定できます。設定できるタイプは、移動精度(Translation Precision)回転精度(Rotation Precision)スケーリング精度(Scaling Precision)その他(Other)です。その他(Other)には、ブレンド シェイプやカスタム属性のカーブなどの変形が含まれます。

デフォルトは次のとおりです。

値は、標準設定での値です。そのため、場合によっては(たとえば非常に大きなスケールや非常に小さなスケールのシーンの場合)、シーンのワールド スケールと対比させてしきい値の値を修正する必要があります。

このフィルタを使ってノイズを除去するとき(たとえばモーション キャプチャのデータから)は、場合によっては値を修正する必要があります。

設定 説明
移動精度(Translation Precision) 標準設定での移動カーブのしきい値です。
回転精度(Rotation Precision) 標準設定での回転カーブのしきい値です。
スケーリング精度(Scaling Precision) 標準設定でのスケーリング カーブのしきい値です。
その他の精度(Other Precision) 標準設定での他のカーブのしきい値です。
自動接線のみ(Auto tangents only) このオプションがアクティブな場合、「自動」キー タイプだけがフィルタリングされます。無効な場合は、一定のしきい値よりも大きな補間値のキーは、削除される可能性があります。
注:

Maya FBX plug-in は、すべてのアニメーション キーを自動接線(Auto Tangents)でない User に変換します。一定のキー削減が確実に行われるようにするには、一定のキー削減(Constant Key Reducer)オプションで自動接線のみ(Auto Tangents Only)を無効にしてください。