プラグイン マネージャ(Plug-in Manager)
 
 
 

プラグインは、Maya の機能を拡張するためのモジュールです。たとえば、各種ファイル フォーマットのインポートとエクスポートに使用するファイル トランスレータは、プラグイン機能です。専用のプラグインを作成または購入すると、特定のジョブに合わせて Maya をカスタマイズすることができます。

プラグインによって、次の機能を追加することができます。

関連項目

プラグイン マネージャ(Plug-in Manager)は、Maya にロードされるプラグインを管理します。頻繁に使用するプラグインは、常に Maya にロードしておくことができます。プラグイン マネージャを起動すると、プラグインのパスの全ディレクトリが検索され、使用可能なプラグインのリストが表示されます。

ロード(loaded)

カレントの Maya セッションにプラグインをロードします。

自動ロード(Auto Load)

Maya の次回の起動時に、プラグインを自動的にロードします。

情報ウィンドウ

特定のプラグインの情報を表示するには、まずモジュールをロードしてモジュールの横にある i ボタンをクリックします。

Maya はカレントのプラグインのリストをキャッシュします。新規プラグインを追加した場合は、リフレッシュ(Refresh)をクリックしてすべての変更を更新します。

選択したプラグインについて、次の情報が表示されます。

名前(Name)

プラグインの名前を表示します。Linux では、プラグインの拡張子は .so です。Windows で は、拡張子は .mll です。Mac OS X では、拡張子は .lib です。

パス(Path)

ファイルの格納場所を表示します。Linux では、デフォルトのプラグインは次の場所にあります。

/usr/autodesk/maya2012/bin/plug-ins

Windows では、デフォルトのプラグインは次の場所にあります。

ドライブ:\Program Files\Autodesk\Maya2012\bin\plug-ins

Mac OS X では、デフォルトの場所は次のとおりです。

/Applications/Autodesk/maya2012/Maya.app/Contents/MacOS/plug-ins

および

/ユーザ/共有/Autodesk/maya/2012

Maya は、これら両方の場所の有効なプラグインをチェックします。

ベンダー(Vendor)

プラグインのベンダー名を表示します。

プラグイン バージョン(Plug-in Version)

プラグインのバージョン番号を表示します。

API バージョン用(For API Version)

プラグインがコンパイルされた Maya API(Application Programmer Interface)のバージョンを表示します。

注:

Maya の特定バージョン用にコンパイル済みのプラグインは、そのバージョンより前または後のバージョンにはロードすることはできません。つまり、プラグインが Maya 2011 用に作成された場合、そのプラグインは Maya 2012 では動作しません。サービス パックはそのメジャー バージョンと互換性があります。たとえば、Maya 2012 用にコンパイルされたプラグインは、Maya 2012 サービス パックで動作します。

自動ロード(Auto Load)

プラグインが自動ロードに設定されているかどうかを示します。

ロード(Is Loaded)

プラグインが現在ロードされているかどうかを示します。

プラグイン機能(Plug-in Features)

コマンド、ディペンデンシー ノード、ファイル トランスレータなど、プラグインによって追加された機能のリストを表示します。

別のプラグインを表示するには、三角マークをクリックしてその他の登録プラグイン(Other Registered Plugins)セクションを開きます。

Maya に同梱されるプラグインのリスト

以下は、Maya に同梱されるデフォルト プラグインのリストです。

animImportExport.mll

アニメーション カーブを API クリップボードにインポートまたはエクスポートできます。詳細については、「アニメーション カーブ」(Maya ドキュメント アーカイブ)を参照してください。詳細については、Maya ドキュメント アーカイブを参照してください。

AutodeskPacketFile.mll

Autodesk パケット ファイルのファイル拡張子(.apf)が認識されるようにします。

cgfxShader.mll

ハードウェア シェーダを作成できます。詳細については、CgFX シェーダを参照してください。

cleanPerFaceAssignment.mll

以下が実行されます。

  • マテリアル コネクションをトレースする。
  • 1 つのマテリアルに複数のコネクションがある場合、結合する。
  • 割り当て順序を変更する。
  • MEL コマンドとして実行できる文字列配列を返す。
clearcoat.mll

フレネル反射をシェーダに適用できます。詳細については、クリア コート(Clear Coat)を参照してください。

DCExport.mll

ダイレクト コネクト(Direct Connect)エクスポータを使用できます。このプラグインはファイルのエクポートに使用します。

ddsFloatReader.mll

ハーフ(16 ビット)または IEEE 32 ビットの浮動小数点 .dds イメージを読み取ります。詳細については、ハイ ダイナミック レンジ イメージを表示するを参照してください。

decomposeMatrix.mll

MMatrix を個別の変換行列成分に変換します。デフォルトでは、ピボットとその移動を 0 と仮定して解決します。

DirectConnect.mll

Autodesk CAD 製品とのファイル互換性を有効にします。このプラグインはファイルのインポートに使用します。詳細については、「Maya トランスレータ」(Maya ドキュメント アーカイブ)を参照してください。詳細については、Maya ドキュメント アーカイブを参照してください。

fbxmaya.mll

FBX ファイル拡張子(.fbx)が認識されるようにします。詳細については、FBX ファイル トランスレータを参照してください。

fltTranslator.mll

OpenFlight とのファイル互換性を有効にします。詳細については、「Maya Open Flight インポータ/エクスポータ」(Maya ドキュメント アーカイブ)を参照してください。詳細については、Maya ドキュメント アーカイブを参照してください。

Fur.mll

レンダリング(Rendering)メニュー セットでファー(Fur)メニューを有効にします。

ge2Export.mll

シーンを GE2 ファイル フォーマットでエクスポートできます。詳細については、「Game Exchange 2 トランスレータ」(Maya ドキュメント アーカイブ)を参照してください。詳細については、Maya ドキュメント アーカイブを参照してください。

hlslShader.mll

HLSL シェーダ マテリアルを使用できます。詳細については、HLSL シェーダを操作するを参照してください。

Iges.mll

IGES とのファイル互換性を有効にします。詳細については、「IGES トランスレータ プラグイン」(Maya ドキュメント アーカイブ)を参照してください。詳細については、Maya ドキュメント アーカイブを参照してください。

ik2Bsolver.mll

2 ボーン IK ソルバを有効にします。詳細については、IK ソルバを参照してください。

ikSpringSolver.mll

Ik スプリング ソルバを有効にします。詳細については、IK スプリング ソルバ アトリビュート(IK Spring Solver Attributes)を参照してください。

MayaMuscle.mll

Maya マッスル プラグインを有効化し、すべてのメニューにマッスル(Muscle)メニューをロードします。

MayaToAlias.mll

OpenMaya API を使用してシーン データを取得し、OpenModel を使用してエクスポートします。詳細については、「MayaToAlias エクスポート プラグイン」(Maya ドキュメント アーカイブ)を参照してください。詳細については、Maya ドキュメント アーカイブを参照してください。

Mayatomr.mll

.mi エクスポート、バッチ レンダリング、プレビュー レンダリング、ネットワーク レンダリング、シェーダの管理など、mental ray for Maya の機能へのアクセスを可能にします。

nearestPointOnMesh.mll

closestPointOnMesh ノードへのアクセスを可能にします。

objExport.mll

シーンのオブジェクト ファイル拡張子(.obj)へのエクスポート可能にします。

OpenEXRLoader.mll

OpenEXR とのファイル互換性を有効にします。詳細については、ハイ ダイナミック レンジ イメージを表示するを参照してください。

openInventor.mll

Inventor や ivray とのファイル互換性を有効にします。

ribExport.mll

シーンの RIBexport(.RIB)フォーマットへのエクスポートを可能にします。詳細については、「RenderMan(RIB)エクスポート プラグイン」(Maya ドキュメント アーカイブ)を参照してください。詳細については、Maya ドキュメント アーカイブを参照してください。

rotateHelper.mll

rotateHelper ノードへのアクセスを可能にします。

rtgExport.mll

Maya のシーン情報を全般に出力可能にします。詳細については、「RTG ユーティリティとファイル フォーマット」(Maya ドキュメント アーカイブ)を参照してください。詳細については、Maya ドキュメント アーカイブを参照してください。

stereoCamera.mll

立体視カメラ タイプを使用可能にします。詳細については、立体視カメラを使用するを参照してください。

stlImport.mll

STL ファイルをインポート可能にします。

studioImport.mll

Alias® Studio® ワイヤ ファイルをインポート可能にします。詳細については、「StudioImport のプラグインおよびトランスレータ」(Maya ドキュメント アーカイブ)を参照してください。詳細については、Maya ドキュメント アーカイブを参照してください。

tiffFloatReader.mll

IEEE 32 ビット浮動小数点 .tif イメージを読み取ります。詳細については、ハイ ダイナミック レンジ イメージを表示するを参照してください。

VectorRender.mll

Maya ベクター レンダラを有効にします。詳細については、Maya ベクター レンダラを参照してください。

vrml2Export.mll

シーンの VRML2 フォーマットへのエクスポートを可能にします。詳細については、「VRML2 トランスレータ」(Maya ドキュメント アーカイブ)を参照してください。詳細については、Maya ドキュメント アーカイブを参照してください。