ビューポート 2.0 プラットフォームの制限事項
 
 
 

サポートされていないプラットフォーム/グラフィック カード

ビューポート 2.0 は現在、Mac OS X プラットフォームで ATI Radeon X1900 Gfx カードをサポートしていません。

Mac OS X でのメモリ管理の問題により、処理速度が低下する、またはシステムが不安定になる可能性があります

Mac OS X のメモリ管理の問題により、ビューポート 2.0 の使用時に極度に処理速度が低下する、またはシステムが不安定になる可能性があります。

この問題を軽減するには、レンダラ用のファイル テクスチャをロードするときに、ビューポイントの表示に使用するテクスチャのサイズを設定します。これには次の操作を実行してください。

  1. Maya を起動する前に、環境変数 MAYA_OGS_ENABLE_MAX_TEXTURE_SIZE_PREF を必要な値に設定します。
  2. Maya の起動後、Windows > 設定/プリファレンス > プリファレンス > ディスプレイ(Windows > Settings/Preferences > Preferences > Display)に進み、テクスチャ表示の最大解像度(Max. texture display res)を設定します。この値が大きいほど、問題を回避できる確率が高くなります。

環境変数 MAYA_OGS_CPU_MEMORY_LIMIT をレンダラで使用する予定のメモリ量に設定することもできます(MB 単位)。この値は、マシンで使用可能な実際の値よりも小さくなければなりません。

Mac OS X で、メモリ容量の小さいグラフィック カードを使用すると不安定になる

Mac OS X(10.6.x)でビューポート 2.0 を使用して作業する場合、グラフィック メモリを使いすぎるとシステムが不安定になることがあります。メモリ容量の小さいグラフィック カードでは、メモリしきい値が小さいため、このような状況が頻繁に発生する可能性があります。 Mac OS X プラットフォームでは、 VRAM が 1GB 以上のグラフィック カードの使用を推奨します。

注意: 2009 年以前に出荷された Apple コンピュータ システムで、ビューポート 2.0 の起動オプションが表示されることがありますが、これらのシステムはビューポート 2.0 の最小要件を満たしていないため、Maya がクラッシュし、データが失われる可能性がありますので注意してください。

PCI Express 1.0 を使用した Linux プラットフォームで処理速度が低下する

PCI Express 1.0 を使用した一部の Linux ハードウェア(特に古いバージョン)にはドライバの問題があり、ビューポート 2.0 が強制的にソフトウェア パスに戻る可能性があることがわかっています。この結果、パフォーマンスが極端に低下します。最新ドライバではこの問題は解決されていると思われます。

32 ビット Windows XP システムは推奨しません

さまざまな機能のサポートに制限があるため、ビューポート 2.0 を 32 ビット Windows XP システムで使用することは推奨しません。

リモート表示すなわち間接レンダリングが Linux でサポートされない

リモート表示すなわち間接レンダリングは Linux プラットフォームではサポートされていません。