nParticle コリジョン プロパティを設定する
 
 
 

シーン内に nParticle を作成、または放出する場合、これらの nParticle を同じ nucleus ソルバに割り当てられているその他の nParticle、nCloth、またはパッシブ オブジェクトと衝突させることができます。セルフ コリジョンによって相互に衝突させることもできます。nParticle オブジェクトのコリジョン(Collisions)アトリビュートは、nParticle が他の nucleus オブジェクトと衝突したときの動作方法を定義します。

nParticle オブジェクトと特定の nucleus オブジェクト間の衝突を無効にするには、コリジョン レイヤを設定します(コリジョン レイヤの設定を参照するか、またはコリジョンの無効化(Disable Collision)コンストレインを使用します(コリジョンの無効化(Disable Collisions)コンストレインの作成を参照))。nParticle コリジョンの詳細については、nDynamic コリジョンを参照してください。

nParticle コリジョン エディタを作成および編集するには、パーティクル コリジョン イベント エディタ(Particle Collision Event Editor)を使用します。詳細については、パーティクル コリジョン イベントの作成(『ダイナミクス』マニュアル)を参照してください。

nParticle コリジョン アトリビュートを編集するには

  1. コリジョン アトリビュートを編集する nParticle オブジェクトを選択します。
  2. アトリビュート エディタで、nParticleShape タブをクリックします。
  3. nParticle コリジョンとセルフ コリジョンを無効化または抑制するには、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)コリジョン(Collisions)セクションで、以下の操作を行います。
    • 衝突(Collide)をオフにして、nParticle オブジェクトと他の nucleus オブジェクトとのコリジョンを無効化します。詳細については、衝突(Collide)を参照してください。
    • セルフ コリジョン(Self Collide)をオフにして、nParticle のセルフ コリジョンを無効化します。詳細については、セルフ コリジョン(Self Collide)を参照してください。
    • 衝突の強さ(Collide Strength)を設定して、nParticle と他の nucleus オブジェクトを完全に衝突させるか部分的に衝突させるかを指定します。詳細については、衝突の強さ(Collide Strength)を参照してください。

      デフォルト値の 1 の場合、nParticle は他の nucleus オブジェクトと完全に衝突します 。衝突の強さ(Collide Strength)の 0 ~ 1 の間の値では完全なコリジョンから抑制され、0 の値では nParticle コリジョンがオフになります(衝突(Collide)アトリビュートをオフにすることと同じです)。

      衝突の強さのスケール(Collide Strength Scale)ランプを使用して、衝突の強さをパーティクル単位で設定することもできます。

  4. nParticle オブジェクトのコリジョン ボリュームの厚みを調整するには、以下の操作を行います。
    • 衝突の幅スケール(Collide Width Scale)を設定して、nParticle オブジェクトと衝突する他の nucleus オブジェクト間のコリジョン ボリュームの厚みを調整します。詳細については、衝突の幅スケール(Collide Width Scale)を参照してください。
    • セルフ コリジョンの幅スケール(Self-Collide Width Scale)を設定して、nParticle オブジェクトのセルフ コリジョン パーティクル間のコリジョン ボリュームの厚みを調整します。詳細については、セルフ コリジョンの幅スケール(Self Collide Width Scale)を参照してください。
  5. コリジョン(Collisions)プロパティの値を編集して nParticle の基本動作を調整します。
    • バウンス(Bounce)を調整して、nParticle の弾みまたはコリジョンの偏向量を増減します。
    • 摩擦(Friction)を調整して、コリジョンの際に nParticle が相対モーションに抵抗する度合いを増減します。
    • スティッキネス(Stickiness)を調整して、コリジョンでその他の nucleus オブジェクトに粘着するように、nParticle の傾向を増減させます。

コリジョン レイヤの設定

コリジョン レイヤを使用して、同じ Maya Nucleus システムに属する特定の nParticle、nCloth、およびパッシブ コリジョンの各オブジェクトを互いに衝突させるかどうかを指定できます。nParticleShape ノードのコリジョン レイヤ(Collision Layer)アトリビュートは、nParticle、nCloth、パッシブの各オブジェクトが配置されるコリジョン レイヤを定義し、nucleus ノードのコリジョン レイヤ範囲(Collision Layer Range)アトリビュートは、異なるレイヤ上の nParticle、nCloth、パッシブの各オブジェクトが衝突する方法を定義します。これらのコリジョン レイヤ アトリビュートの詳細については、コリジョン レイヤ(Collision Layer)コリジョン レイヤ範囲(Collision Layer Range)を参照してください。

注:

コリジョン レイヤ内の nCloth とパッシブ コリジョン オブジェクトは、同じコリジョン レイヤまたはより高い値のレイヤにある nParticle オブジェクトのみと衝突します。

nParticle を他の nucleus オブジェクトと衝突させないようにするには

詳細については、コリジョンの無効化(Disable Collisions)コンストレインの作成を参照してください。

nParticle を特定の Maya Nucleus システム メンバーと衝突させないようにするには

詳細については、衝突ペアを除外(Exclude Collide Pairs)コンストレインの作成を参照してください。