ラップ デフォーマの例
 
 
 

高解像度の球体を低解像度の球体で変形させる

この例では、低解像度の球体を使用して高解像度の球体を変形する方法を簡単に説明します。

高解像度の球体を作成するには

  1. セクション数(Sections)を 40、スパン数(Spans)を 20 に設定する以外はデフォルトのオプションを使用して NURBS 球体を作成します。

低解像度の球体を作成するには

  1. 半径(Radius)を 3 に設定する以外はデフォルトのオプションを使用して、NURBS 球体を作成します。

    低解像度の球体が高解像度の球体を取り囲みます。高解像度の球体の解像度は、低解像度の球体の 5 倍です。

ラップ デフォーマを作成するには

  1. 高解像度の球体を選択し、次に低解像度の球体を選択します。
  2. デフォーマの作成 > ラップ(Create Deformers > Wrap)を選択します。

    これで低解像度の球体がラップ インフルエンス オブジェクトになります。ラップ デフォーマの作成方法の詳細については、ラップ デフォーマを作成するを参照してください。

ラップ デフォメーション エフェクトを作成するには

  1. 低解像度の球体の CV をいくつか選択して、移動します。

    CV の変更に反応して、高解像度の球体が変形します。

  2. 低解像度の球体を選択したまま、オブジェクト モードに切り替えます。

    チャンネル ボックス(Channel Box)に、球体の新しいアトリビュートとしてドロップオフ(Dropoff)ラップのサンプル(Wrap Samples)の 2 つが追加されていることを確認します。

  3. ドロップオフを 20 に設定します。

    デフォメーション エフェクトがより強調されます。

ドロップオフラップの例をさらに検討したい場合は、NURBS ラップ インフルエンス オブジェクトのチャンネルを編集するを参照してください。

プレーンを作成するには

  1. 幅(Width)、長さ(Length)、U パッチ(U Patches)、V パッチ(V Patches)をそれぞれ 20 に設定する以外はデフォルトのオプションを使用して、NURBS プレーンを作成します。

コーンを作成するには

  1. デフォルトのオプションをそのまま使用して、5 つの NURBS コーンを作成します。これらのコーンをプレーン上に次のように配置します。
  2. すべてのコーンをグループ化します。

ラップ デフォーマを作成するには

  1. プレーンを選択し、次にコーン グループを選択します。
  2. デフォーマの作成 > ラップ(Create Deformers > Wrap)を選択します。

コーンを移動してプレーンを変形するには

  1. コーンを移動、回転、スケールして、プレーンを変形します。

コーンを操作して、多種多様なデフォメーション エフェクトを生成することができます。

デフォメーション エフェクトを編集するには

  1. 各コーンのドロップオフ(Dropoff)チャンネルを使用して、さまざまなデフォメーション エフェクトを試してみてください。

    ドロップオフ(Dropoff)ラップのサンプル(Wrap Samples)チャンネルの詳細については、NURBS ラップ インフルエンス オブジェクトのチャンネルを編集するを参照してください。

  2. チャンネル ボックス(Channel Box)内で、ラップ デフォーマ ノード(wrap1)が、コーンに対しては出力に、プレーンに対しては入力にリストされていることを確認してください。ラップ デフォーマ ノードを選択します。wrap1 のウェイトのしきい値(Weight Threshold)チャンネルを使用して、鋭いデフォメーション エフェクトやスムースなデフォメーション エフェクトを試してみてください。

    ラップ デフォーマ チャンネルの詳細については、wrap を参照してください。

    プレーンをコーンのインフルエンスから遠ざけたり、近づけたりすることもできます。プレーンをコーンに近づけて、変形させるアニメーションを作成することができます。