表示スタイルを切り替える

表示スタイルを使用すると、あらかじめ定義されたスタイルを使って、シーンの外観を変更できます。[表示スタイル]メニューは、色見本形式になっています。色見本の 1 つをクリックすると、シャドウ、レイ トレーシング、ノンフォトリアリスティック効果(フラット カラー、トゥーン色など)、または診断スタイル(法線表示など)といったプロパティ セットが画面に適用されます。

スタイルは、マテリアル プロパティを変更せずに、理想に近い外観を実現するのに役立ちます。スタイル アイコンには、よく使用される表示スタイルのキーボード ショートカットが表示されます。アクティブな表示スタイルのアイコンはハイライト表示されます。

[表示スタイル]メニューを開くには:

• [外観設定] > [表示スタイル ライブラリ]の順に選択するか、[V]を押します。
  

表示プロパティを適用する色見本をクリックします。

リアリスティック スタイル:

リアリスティック スタイルでは、Showcase で既定で使用されるリアルな表示をすばやく調整できます。これらのスタイルを使用して、シャドウの有効/無効を切り替えたり、ハードウェア レンダリングまたはレイ トレーシングを有効にすることができます。

リアリスティック スタイルには、フレーム レートの高い基本的なリアリスティック スタイルから、フレーム レートを低くすることでリアルさを高めたスタイルまで幅広く用意されています。リアリスティック スタイルを使用してシャドウのオン/オフを切り替えると、抽象的なスタイルを適用した場合でもシャドウの状態は保存されます。

アブストラクト スタイル:

アブストラクト スタイルでは、シーンに対してノンフォトリアリスティック レンダリング(NPR)を利用できます。NPR を使用すると、高レベルのデザイン アイデアに焦点が当たり、デザインがコンセプト フェーズにあることを明確にできます。フォトリアリスティックでは、細部に注目が集まりやすく、デザインが完成しているような印象を受けやすいため、ノンフォトリアリスティックの方が好ましい場合があります。

抽象的なスタイルでは、リアリスティック スタイルでのレンダリング方法を変更せずに、マテリアルが単純化されて表示されます。また、リアリスティック スタイルで設定された環境シャドウの表示状態が維持されます。

すべての抽象的なスタイルでジオメトリ エッジが表示されます。ジオメトリ エッジの表示を改善するには、アンチエイリアシングを有効にします。「品質に合わせてハードウェア レンダリングを最適化する」を参照してください。

診断スタイル:

診断スタイルでは、テッセレーション情報、法線、または分離アンビエント シャドウが表示され、シーンのトラブルシューティングに役立てることができます。