重要なビューのイメージを作成する

 
 
 

[イメージを公開する]機能を使用して、現在のビューおよびレンダリング モード(ハードウェア レンダリングまたはレイ トレーシング)でイメージを作成します。イメージの作成と保存に関して指定可能なオプションは、レンダリング モードによって異なります。

インタラクティブ シーンが適切なレンダリング モードであることを確認する

イメージを保存する前に、現在の表示が適切なレンダリング モード、品質、効果であることを確認します。

  1. レンダリング モードについて」に記載されているようにレイ トレーシングまたはハードウェア レンダリングへの出力を設定します。
    注:

    場合によっては、プログレッシブなレンダリングが完了したインタラクティブ レイ トレーシングとハードウェア レンダリングの視覚的な違いは、ビューを変更しないと判別が難しいことがあります。カメラの移動や、画面イメージの表示の更新が行われないように、表示スタイルの設定を確認します。

  2. [ファイル] > [設定] > [パフォーマンスおよび品質]を選択します。[パフォーマンスおよび品質]ウィンドウが表示されます。
  3. インタラクティブ レイ トレーシング モードの場合は、イメージに適用したい効果が現在の品質範囲に表示されているかどうかを確認します。
  4. ハードウェア レンダリング モードの場合は、[最小アンチエイリアシング]が[高(推奨)]に設定されているかどうかを確認します。

イメージを公開するウィンドウを開いてイメージを保存する

  1. イメージの作成に使用するレンダリング モードに切り替えます。
  2. [ファイル] > [イメージを公開する]を選択します。

    [イメージを公開する]ウィンドウが表示されます。

    注:

    [イメージを公開する]ウィンドウで使用できるオプションは、アクティブなレンダリング モードおよびビューの種類(正投影ビューまたはパース ビュー)によって決まります。詳細については、「レンダリング モードについて」を参照してください。

  3. ウィンドウの最上部にあるボックスに公開名を入力します。この名前は、出力時のファイル名として使用されます。たとえば、MyOutputName と入力すると、生成される JPG ファイルには MyOutputName.jpg という名前が付けられます。
  4. [品質と形式]の下の[名前を付けて保存]ボックスでファイル形式を選択します。利用可能な形式は、現在のレンダリング モードによって異なります。ファイル形式の詳細については、「保存するイメージのイメージ ファイル形式」を参照してください。
  5. エッジをより滑らかにするために、[品質と形式]の下で[アンチエイリアシング]を選択して、スライダをドラッグして調整します。この操作によって、ビューポートの表示が動的に影響を受けることはありません。この操作は、最終的なイメージの出力に影響します。
  6. 公開処理の終了時に出力内容を表示する場合は、ウィンドウの最上部にある[終了時に結果を表示]をオンにします。
  7. ウィンドウの下部で、出力をローカルに公開するか、クラウドに公開するか、またはその両方に公開するかを指定します。詳細については、「クラウドに公開する」を参照してください。
  8. [イメージを公開する]をクリックします。

現在のビューまたは選択したショットおよびスライドを公開する

[公開対象]の下で、次のオプションのいずれかを選択します。

現在のビュー
現在表示されているビューがイメージとして公開されます。
次のイメージを作成
このオプションを使用すると、ドロップダウン ボックスから出力オプションを選択できます。どのような場合でも、スライドまたはショットの開始フレームがイメージを作成するのに使用されます。複数のショットまたはスライドがある場合は、公開名に順番に番号が付加されます(MyOutputName_Shot1.jpgMyOutputName_Shot2.jpgMyOutputName_Shot3.jpg など)。
  • [すべてのスライド]: ストーリーボードのすべてのスライドのイメージを作成します。
  • [選択したスライド]: スライドを選択して、選択したスライドごとに 1 つずつ、複数のイメージを作成できます。
  • [スライド: 名前]: 選択したスライドのイメージを 1 つ作成します。
  • [すべてのショット]: シーン内のすべてのショットのイメージを作成します。
  • [選択したショット]: ショットを選択して、選択したショットごとに 1 つずつ、複数のイメージを作成できます。
  • [ショット: 名前]: 選択したショットのイメージを 1 つ作成します。

イメージをカスタム サイズまたはプリセット サイズで保存する

  1. カスタム出力イメージ サイズを指定する場合は、[品質と形式]の下で寸法と解像度を指定し、単位を選択します。
  2. 標準のプリセット サイズを使用する場合は、[テンプレート/コンテンツの外観]の下の[プリセット サイズ]ボックスから選択します。

    用紙または写真のプリセットを選択する場合は、縦または横のどちらのレイアウトで保存するかを指定できます。

作成可能なイメージの最大サイズは 15,000 x 15,000 ピクセルです。このサイズは、コンピュータで使用可能なメモリの容量に依存します。ハードウェア レンダリング モードの場合は、グラフィック カードの仕様にも左右されます。

印刷用にイメージのスケールを正確に調整する

正投影ビュー レンダリングの場合は、イメージ出力に対して正確なスケールを使用できます。解像度(単位あたりのピクセル数)に基づいてイメージのズームが調整され、オブジェクトの寸法が出力イメージの物理サイズに合わされます。正投影以外のビューのイメージを作成する場合は、スケールのコントロールは利用できません。

イメージを特定の解像度で正確なスケールで保存するには、次の手順を実行します。

  1. シーンを正投影ビューに設定します。
  2. [品質と形式]の下で[スケール]を選択します。
  3. ドロップダウン メニューから[プリセット スケール]を選択するか、[スケール]スライダをのつまみをドラッグして適切な比率に設定します。

ビューポートでシーンのビューが変更され、指定した解像度内でオブジェクトのスケールが反映されます。

レイ トレーシング出力における品質プリセットとサンプリング精度を指定する

レイ トレーシング モードが有効になっている場合、[イメージを公開する]ウィンドウに、出力用の[レイ トレーシング プロパティ]が表示されます。画面に表示されている状態に近づくように、[パフォーマンスおよび品質]ウィンドウでインタラクティブ レイ トレーシングに使用されている現在のプリセットが選択されますが、[サンプリング精度]の値は既定で「1」になっています(プリセットがより高い値に固定されている場合は、1 より大きな値となっています)。

サンプリング精度が 1 未満の場合、サブサンプリングが行われます。つまり、指定よりも小さなサイズでレンダリングを行い、ピクセル スケールを大きくします。この操作を行う場合は、シーンをより低い初期解像度でレンダリングできます。これにより、処理時間を短縮するとともにメモリ使用量を節約することができます。

特定のレイ トレーシング設定を使用してイメージを保存するには:

  1. [R]を押してレイ トレーシングを有効にします。
    注:

    [イメージを公開]ウィンドウが表示されているときは、[表示スタイル]ライブラリを使用して、レイ トレーシンのオン/オフの切り替えを行うことができます。

  2. [レイ トレーシング プロパティ]の下の[品質プリセット]ボックスから、プリセットを選択します。

    これにより、全体的な品質とレンダリングで使用するレイ トレーシング効果が設定されます。

  3. 最終的なイメージでのピクセルの滑らかさをコントロールするために、[レンダリング レベル]ボックスに 1 から 40 の間で任意の値を入力します。

イメージを公開すると、進行状況バーにレンダリングの進行状況が表示されます。オフライン レイ トレーシングのレンダリング処理の実行中、インタラクティブ レイ トレーシングは無効になります。レンダリング処理が完了するまでの間、シーン内をナビゲートするための入力は無視されます。

レンダリング処理はいつでも中止することができます。

保存するイメージのイメージ ファイル形式

電子メールで送信したり、印刷しやすいように、また、イメージ エディタで開いてその後のプレゼンテーション用に編集できるように、イメージはさまざまなファイル形式で保存することができます。ファイル形式の一覧は、Showcase のレンダリング モードによって異なります。

ハードウェア レンダリング モードで使用可能なイメージの形式

レイ トレーシング モードで使用可能なイメージの形式