アクティブ リジッド ボディをパッシブに変更する

 
 
 

Maya では、アクティブとパッシブの 2 種類のリジッド ボディがあります。アクティブ リジッド ボディのアニメートは、キーではなく、フィールド、衝突、およびスプリングのダイナミクスを使って行います。

球と厚板はすべてアクティブ リジッド ボディなので、球は重力の影響で下に押され、厚板に衝突すると撥ね返ります。

パッシブ リジッド ボディをアクティブ リジッド ボディと衝突させることができます。パッシブ リジッド ボディの移動(Translate)回転(Rotate)のアトリビュートにキーを設定できますが、ダイナミクスにはこれに対するエフェクトがありません。

これまでの手順では厚板はすべてアクティブ リジッド ボディであり、球の衝突にまで至りました。以下の手順では一番下の厚板をパッシブ リジッド ボディに変更して、球が厚板でバウンドしても、厚板は衝突に対して反応しないようにします。

アクティブ リジッド ボディをパッシブ リジッド ボディに変更するには

  1. pCube1 を選択してアトリビュート エディタ(Attribute Editor)を表示します。
  2. rigidBody1 タブをクリックして、リジッド ボディ アトリビュートを表示します。
  3. リジッド ボディ アトリビュート(Rigid Body Attributes)セクションでアクティブ(Active)をオフにして、pCube1 をパッシブ リジッド ボディにします。アトリビュート エディタ(Attribute Editor)を非表示にします。
  4. 再生範囲の始めに移動し、アニメーションを再生します。

    pCube1 が球の衝撃に反応しなくなっている一方、球はバウンドし続けていることを確認します。