mental ray のシャドウ マップをライトに追加する

 
 
 

この時点でシーンをレンダーすると、ファーは本物のようには見えません。これはファーにシャドウが含まれないからです。これを補正するには、スポット ライトのシャドウを追加する必要があります。

このチュートリアルでは、シャドウ マップを生成し、mental ray for Maya レンダラを使用してレンダーすることで、シーンにシャドウを追加します。シャドウ マップの詳細については、mental ray シャドウ マップ(『mental ray レンダリング』マニュアル)を参照してください。

mental ray for Maya レンダラをオンにするには

  1. メイン メニューで、ウィンドウ > レンダリング エディタ > レンダー設定(Window > Rendering Editors > Render Settings)を選択します(または、レンダー ビュー(Render View)ウィンドウでレンダー設定(Render Settings)アイコンをクリックします)。
  2. レンダー設定(Render Settings)ウィンドウで、使用するレンダラ(Render Using)mental ray に設定します。
    ヒント:レンダラのリストに mental ray がない場合は、プラグイン マネージャ(Plug-in Manager)を使用して mental ray プラグインをロードする必要があります。ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プラグイン マネージャ(Window > Settings/Preferences > Plug-in Manager)を選択し、Mayatomr.mll プラグインに対してロード(Loaded)を選択します。

スポット ライトにファーのシャドウ アトリビュートを追加するには

  1. ウィンドウ > アウトライナ(Window > Outliner)を選択してアウトライナ(Outliner)を表示します。

    複雑なシーンで特定のオブジェクトを選択するには アウトライナ(Outliner)が便利です。特に、別のオブジェクトに隠されているオブジェクトや、カメラの視野外にあるオブジェクトを選択する場合には効果的です。シーン内のオブジェクトやライトに名前をつけておくと、アウトライナ(Outliner)での項目選択がさらに簡単になります。

  2. アウトライナ(Outliner)で、このシーンの spotLight1 をクリックして、選択します。
  3. ステータス ラインのアトリビュート エディタの表示/非表示の切り替え(Show/Hide Attribute Editor)アイコンをクリックして、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)を開きます。
  4. spotLightShape タブを選択し、mental ray セクションのシャドウ(Shadows)セクションを展開します。
  5. mental ray シャドウ マップ オーバーライドの使用(Use mental ray shadow map overrides)を有効にして、スポット ライトのシャドウ マップをカスタマイズします。
  6. シャドウ マップ オーバーライド(Shadow Map Overrides)セクションで、次のアトリビュートを設定します。
    • 解像度(Resolution): 2048
    • サンプル(Samples): 32
    • 柔らかさ(Softness): 0.005
  7. spotLight2 と spotLIght3 の mental ray シャドウ マップ オーバーライドの使用(Use mental ray shadow map overrides)を有効にして、シャドウ マップ オーバーライド(Shadow Map Overrides)を次のように設定します。
    • 解像度(Resolution): 1024
    • サンプル(Samples): 16
    • 柔らかさ(Softness): 0.05